アビリーンのパラドックス
「磁石の原理を知っているだろうか? そう、原子が同じ方向を向く事で磁力が整えられる」
講釈の受け方としては人生で最悪であった。殴られたせいで、口の中が切れ、血が滴る。縛られた手足が鬱血で痛みを増す。私の全ての魂をかけて男を睨んだ。
「お前達がしなきゃならない事があった筈だ。出来ないから、してあげようと思ってね」
男はそう言いながら、私たちの、国連の国旗を黒く塗りつぶした。
☆☆☆
野やぎさんの企画に参加。
うーん難しい!
全然表現できない!
タイトルと、ヘッダーと、そして勿論冒頭の3行で作品への妄想を広げる。
あちこち行った思考を落とし込んでみたけど、うーん。難しいかったなぁ…
さて、この話はどこへ向かうか?
までは想像できると思うんです。
私はそのあと、どこへ
落とすか?
今のところ分かりません。
野やぎさんありがとうございました。