042.360°画像をAIで生成しそれを活用して映像をつくってみる。
完成品
Blockade LabsでマテリアルつくってC4DによみこんでAfterEffectsでかきだしてみましたよ。音は soundtrap & Adobe Audition。
つくったものを貼っておきますね。kuma制作事務所のYouTubeになります。
※空間をみせたいのであえて遠近感をきつくしてます。
ダリっぽい世界観すき~です。
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Blockade Labs
Blockade Labs (ラインを描いてプロンプト入力で360度画像をAI : ベータ版)が無料サービスとして公開されたのでつかってみました。
※3D空間に大まかな線をひいてプロンプト(文章でイメージを指示)を入力して画像を生成します。
※360度画像は3DCGでつかわれるマテリアル画像等につかわれています。ダウンロードされるものは横長の画像ですが、これを球体に貼ると球体全体を覆う画像となります。
360度画像
3DCGの用途は幅広く制作方法も多岐にわたっていて、ポリゴンを使って対象物を裏の裏まで綿密に作りこみマテリアル(人間でいう皮膚とか)を貼って光源を設定しカメラ調整するのが代表的な作り方の1つです。
すべての制作において、この方法をとっているわけではなく
使用用途や表現によっては、シンプルな球体に360度画像を読み込んだマテリアルを貼るということで世界観を作り出すということもやっています。
これは球体の中心にカメラをおいた状態になります。
分かりやすくいうと、プラネタリウムの中にいる感じですね。360度画像なので床も天井もあって四方もあって、その空間にいる感じです。遠近感をきつくしたりゆるくしたりすることもできるので現実では味わえない不思議な空間もつくれます。
Blockade Labsは何度か生成してイメージに近い物ができました。現段階で仕事としてつかえるかどうかはさておき、まずは興味もってさわってみることって大事ですね。
手順
今回は
・Blockade Labs に大まかな線を引く
※3D空間に線を引くので、操作に慣れが必要だなとおもいました。ゆくゆくは奥行きをもっと踏み込めるのか興味ぶかいところです。
・Bing-AIでプロンプトの入力文章を一緒に考えてもらう
※ChatGPTでもBardでもどの会話AIでもいいと思います。プロンプトをAIに頼らず書けるなら必要ありません。
・Blockade Labsにプロンプトを入力
・画像生成&プロンプト入力を繰り返す
・ちょうどよいところで生成した画像をダウンロード
・Adobe Photoshopで色味調整
※色味調整できればどのソフトでもいいと思います。調整は制作判断です。
・3DCGソフトの画像マテリアルに読み込みカメラ調整
※どの3DCGソフトでもいいと思います。今回はCinema4Dをつかいました。私は7年ほど前にFlash Backにて一括購入しました。現在、Cinema4Dは1年契約サブスクリプション販売もしています。今から興味で3DCGはじめるなら無料のBlenderがいいかもなーって個人的には思います。
・3DCGソフトで書き出し
・AfterEffectsで調整
※どのソフトでもいいと思います。調整は制作判断です。
・AfterEffectsで最終書き出し
※動画データとして書き出せればどのソフトでもいいと思います。
BGM制作
今回は動画の再生時間をきめるためにBGMを先につくっています。
BGMもネット上で売っていますが今回は作っています。
私は楽器もひけませんし譜面も読めませんが、そういう私でも扱えるソフトは多数あります。
しかも今は、ブラウザ上で音楽をつくれるサイトもあります。
今回はSpotifyとの連携がいい soundtrap でメインの音をいくつかつくりAdobe Audition で最終調整しました。
soundtrapは、4つほどプランがあって私は無料で使える範囲で利用しています。ブラウザ上で音楽つくれるサイトはいろんなジャンルがあって、無料と有料と様々ですがいろいろあるので調べてさわって自分にあったのみつけるのがいいと思います。
Adobe Auditionはオーディオ編集ソフトが軸となっているので、このソフトだけで音楽をつくるのは難しいかもです。編集のほかにも、録音した音を取り込んだり、サウンドエフェクトはつくれるかんじです。
音楽をつくるならDAWソフトはいると体感している今日この頃です。なので、時間みつけていろいろ調べています。