オフトレ:筋肉
スポーツのパフォーマンス向上を考えた時に切り離せない筋肉、強くなりたいと思う熱い気持ちは、きっと筋肉にも届くように世の中はできてますよね。そうですよね!神様!
というわけで「筋肉」→筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)について書こうと思います。
気になるところはもちろん、やった方がいいの?!筋トレ!ってことですよね?
そうですよね!?
今回のまとめは、筋トレ、たぶんやった方がいいから、こんなことに気をつけてね!ってことです。
ただし、ロードレースに関しては、持久系スポーツなのでやり過ぎ注意です。
あとは、筋トレしても絶対に持久力あがりませんので、それはあしからず。
ただし、「筋力=出せるパワーの絶対量」なので、今までと同じ労力を少ないエネルギーで発揮することができることになります。
そういう意味ではある領域の持久力(筋持久力)は向上するということになりますね。
以前も書いたことのある、特異性という筋肉の性質は必ず考慮すべきポイントです。
関節の角度やその筋肉を使ったトレーニングの運動の速度、負荷のかかり方、それらがパフォーマンスを発揮したい状況とかけ離れてしまってはいけないということです。
できるだけ実際の場面と同じ状況の筋力を鍛えましょうということです。
同じ場面なら、実際に乗った方がいい?って感じですが、これは微妙なところで、それぞれ個人の置かれた状況に合わせて判断していく必要があるとしか言えないかなと思います。
弱点の診断と重点的な強化、体の動きの再構築、再連動という3つポイントは実際の自転車のトレーニングよりも定点観測が可能なところで行うレジスタンストレーニングのような物に軍配が上がります。もしくはそれ以外のオフバイクトレーニング。
さらに、筋力が上がれば、その筋力が活かしたライディングテクニックへと、乗り方を変えていかないといけません。
癖の改善のみを考えた場合、ウェイトトレーニングより良い練習方法もあるかもしれませんが、大きな力を出せるようになることと、その筋肉を使いこなせるようになることを同時進行でやるべきで、実際に筋力をつけただけだと、パフォーマンスが低下してしまうというデータが実際にあります。
その実験では、総合的に鍛えた上で使い方を最適化した場合が結局一番結果がよかったようです。
逆に、テクニックを最適化したとしても、成長の過程で筋力がアップした時には、それに合わせて、都度体の使い方もアップデートしていく必要があるのです。
高い負荷を筋肉にかけると成長ホルモンが多く出るとか、パワーが出やすくなるとか、色々な側面もありますが。
例えばウェイトトレーニングなどでは自転車の上ではほとんど起きないような大きな負荷を体にかけることができます。
大きな力を出す癖を体につけさせるだけでも、体の動きは良くなります。
筋力トレーニングの場面では、トレーニングを左右別、もしくは部位別で実施することもできます。
例えば片足スクワットのようなトレーニングは、動きの癖の理解や修正、そして悪癖の改善につながるような練習をすることもできます。
要するに、分解できる分汎用性が高いということが言えるのではないでしょうか。
まとめ
・パワーを上げることはできるが持久力そのものはほとんど向上しない
・トレーニングの内容はできる限り実際のスポーツの動きに近いものを行う
・筋力のアップと筋力の使い方を同時に向上させていく必要がある
・スポーツの動きを分解してそれぞれ個別に鍛えることができる