体の使い方は意識ではなく把握
体の使い方
自転車に乗っていて、体の使い方を意識するというのはとても大切だなぁと思うことがよくあります。
自分の体であるにも関わらず、昨日と今日でペダリングの感覚が違ったり、向かい風や登り坂といった異なるシチュエーションで思い描いた動きが実際にできていないと感じることがあるからです。
とはいえ、自分自身の体の使い方・動かし方が他の人と違うということを体感したり、自分の動きが実際にどうなっているのかと、常に把握できている人はほとんどいないと思います。
他の人の体を借りて1日過ごしてみた。
なんてことができればもっと直感的に理解できて楽なのになってたまに思っちゃいます。
例えば「歩く」を意識的に、どうやって足を交互に前に出すかというのを理解するということです。この状態を把握できたと呼ぶことになろうかと思います。
把握ができれば、自転車を自由に操ることや、自分自身のペダリングを、状況に合わせて変化させることができるようになります。
自分の動きを客観的に理解する
体が実際に動いている時の様子をできるだけ細かく思い浮かべてみます。
動かしたい動きがある場合、その動きを細かく想像してみます。
鏡や、動画などでチェックしてみて、思い描いたものと違うのなら、把握はできていません。
体の使い方という表現の裏には、必ずコンセプトがあります。
「こういう風にやればよくなった」
「意外にみんなあそこに気がついていないな」
などなど。。。。。。
きっと答えは10人いれば、10個あるべきなんじゃないかと思ってます。
だからと言って、全員のやり方が正しいという方向で進めることにはせず、効率よく、的確に、それぞれの筋道を立てていくべきです。
コーチの語源は、人を運ぶ馬車(coach)であると読んだことがあります。
人を目的地まで運ぶ。
ポテンシャルを伸ばしてくれる人がコーチです。
答えを教えてくれる人がティーチャーです。