熊谷・街・妄想ワークショップ2024。4日目!最終日その2
それでは早速、2チームに分かれて議論に入ります!今回はいつもより少し議論の時間が長いので、途中で情報共有の時間を用意します。
今回は、鎌倉町通り周辺の歴史に詳しい方にもご参加頂き、はじめにお話をいただきました。
中間での情報共有!
鎌倉町班:人が集まるための取り組み
鎌倉町班では、地域に人が自然と集まるような仕掛けを作ることを目的として計画を進めています。基本のアイデアとしては、 ベンチを設置 し、ゆったりと過ごせる空間を提供することです。これに加え、地域の魅力を感じてもらうため、 キッチンカーや地元のお店 に出店してもらうことも検討しています。
設置場所の候補
• 五家宝屋さんの駐車場
特に日曜日など、週末に人が集まりやすい日をターゲットに、ベンチを設置し、地元グルメの提供を組み合わせることで、賑わいを生み出します。
• 郵便局の駐車場や民間の駐車場
他の候補地も柔軟に活用し、地域全体に人が集まりやすい環境を広げていきます。
鎌倉町のエッセンスを加える
「どこでもできる」取り組みだからこそ、鎌倉町ならではの魅力を加えることが重要です。具体的には、地域の 歴史や文化を感じられる要素 を空間に取り入れることが考えられます。例えば、鎌倉町の歴史を伝える小さなパネルや、地域ゆかりのデザインを施したベンチなどが挙げられます。こうした工夫によって、鎌倉町らしい、訪れる人が心地よく過ごせる場所を目指します。
星川通り班:理想的な「人の流れ」と街の楽しみ方
星川通り班では、街における「人の流れ」とその理想的なあり方について議論を深めています。
理想的な状態とは?
「街に人がいること」が理想とは言え、必ずしも一日中賑わっている必要はないのではないか、という意見が出ました。
• 日常的に人が「ちょっと外に出る」状態
例えば、「天気が良いから少し外に出てみよう」「近所のカフェにふらっと立ち寄る」「子供と一緒に安心して散歩できる」といった日常のシーンこそ、地域にとって理想的なのではないかと考えられます。
また、 街の人が訪れる人を迎え入れる姿勢 を作り出すことが重要です。
「人を迎え入れている」こと自体を、地域の人たちが楽しむことが、星川通りの魅力につながるでしょう。
具体的な取り組み
1. のれんやゲートの活用
お店が開いていることをアピールするために、店舗前に「のれん」をかけたり、通りに「ゲート」を設置して誘導する仕組みを考えます。これにより、訪れる人が街全体を楽しみやすくなるでしょう。
2. まちなか交流広場の活用
街の中心にある「まちなか交流広場」を、住民同士や訪問者が気軽に交流できる場として活用することも重要です。沿道には、地元の人たちが自然に「迎え入れる」仕掛けを取り入れることが理想です。
3. 日常的な利用像の探求
• 例えば、「子供と一緒に安心して散歩できる場所」や「ちょっと一息つけるカフェ」など、 住民が自然と利用したくなるシーン を見つけ出すことが大切です。
• また、「その場所に座ったときに何が見えるのか」を意識し、眺めや風景を楽しめる設計を考えることで、街の魅力が一層高まります。
以上、中間ので情報共有となりました。
どちらも地域の人たちを意識している上では共通であり、イベントではなく日常の居心地の良さに向かい合った議論だったかなと思います。この後残りでどれだけ具体的な取り組みにまで煮詰まるか、乞うご期待です!
その前に、最近再開した星溪園をみんなで見学しに行きます。
営業再開した星溪園を見学!
来年で160周年となる星溪園ですが、夏前に樹木の一部が老朽化により自然倒木しました。幸いにも誰もいなかったため大事には至らなかったわけですが、最近色んな自治体で老朽化した街路樹などが問題になっているのをニュースで聞いたことがあるかもしれませんが、ここ星溪園も同じ問題が起こっており、樹木医さんに診断してもらい、倒木の危険のあるものの対処や予防を含めて、星溪園全体の植栽に手が加えられました。
陽の光も入るようになり、湖面に映る青空も映えて素敵にかわっています。伐採されたばかりなので、やや痛々しい樹木もありますが、すぐに緑は伸びてくるので、来年の夏あたりはまた違った風景になっていることと思われます。
池の水も透き通っていて綺麗です。ぜひお近くの際はお立ち寄りください。
それでは、いよいよワークショップ終盤です!!