サイドコア展 コンクリート・プラネット 3 kumagaimasato 2024年8月14日 17:53 公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチーム「SIDE CORE」の展覧会を見にワタリウム美術館へ。 森美術館で開催された「六本木クロッシング2023」でも彼らの作品を見たことがありました。公共で見たことがあるもので構成された作品は、驚きと視覚的な楽しさがあります。 今回の最初の展示は「モノトーン・サンセット」。トンネルなどに使われていたオレンジのライト(低圧ナトリウムランプ)は照らされたものがどんなにカラフルでもモノトーンになるという。 今回もどこかで見たことがあるもので構成されているようです。工事用看板に使われる、標準規格が定められなかった、似てるけどちょっと違うピクトグラムたちが集められたコラージュ作品「東京の通り」。ちなみにこの壁は回転していて両面にコラージュがあります。 片方だけのヘッドライトが集められた作品「夜の息」。自動運転が普通になれば車のヘッドライトをつける必要がなくなり街は暗闇に戻るのではないかということから、ヘッドライトは夜景の最小単位という発想が書かれていました。なるほどなぁ。 「夜の息」の前には黒い鉄パイプが2階分の高さくらいあり、たまにけたたましい音と共にパイプの中を何かが通っていく音が聞こえます。「コンピューターとブルドーザーの為の時間」という音響彫刻作品。 映像作品でふふっとなった「empty spring」。コロナ禍で人のいない渋谷で撮影されたポルターガイスト現象。白い糸が見え…ふふ。 そして面白くて2回見てしまった映像作品「under city」。東京の地下空間をライトを背負った3人のスケートボーダー達が滑走していきます。Youtubeに解説動画もあったのですが、東京の地下に巨大な空間があるような演出があって引き込まれました。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #現代アート #ワタリウム美術館 #SIDECORE 3