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5類感染症変更後の千葉県の対応について

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日から「5類感染症」に変更されることが正式に決定されました。これを受け、対策本部会議を開催し、5類感染症に変更後の本県の対応について確認をしました。

千葉県では政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の設置を受け、令和2年3月26日に「千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、新型コロナウイルス感染症への対応にあたってきました。このたび5類感染症への移行にあたり、令和5年5月8日に千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部を廃止します。

 また、特措法に基づき実施している県民・事業者の方への感染拡大防止対策に関する協力要請等の各種措置は5月7日をもって終了します。
なお、本部廃止後の新型コロナウイルス感染症の対応においては、必要に応じて千葉県健康危機管理対策本部会議等を開催することとします。

今後、感染防止対策については、これまでのマスクの着用と同様、個人や事業者の判断となります。
なお、事業者の判断でマスクの着用を求める場合は感染対策上の必要性に加えて、経済的・社会的合理性や持続可能性も検討し、着用を強いることがないようにして下さい。

感染した場合、発症後5日間かつ症状軽快後24時間は外出を控えること、また、マスクは発症後10日間着用することが推奨されます。
今後は、基本的に他の一般的な感染症と同様の扱いとなるため、発熱等の心配な症状があるときは、かかりつけなど一般的な医療機関を受診していただくことが基本となり、陽性者登録センターや宿泊療養施設、臨時医療施設などは5月7日をもって終了となります。

心配な症状が出たときの対応、外来対応医療機関が近くにない場合の受診先、自宅療養中における体調急変時の対応等について相談できる千葉県新型コロナウイルス感染症相談センターを5月8日から設置します。

 また、必要な方が速やかに受診できるよう、外来対応医療機関の確保・公表を継続するとともに、通常の入院医療体制で対応できるよう、段階的に移行していきます。
さらに、重症化リスクの高い方を感染から守る観点から、高齢者施設に対して、施設との連携が可能な医療機関についての情報を収集し、希望する施設に提供するなどの支援を行っていきます。

教育の場面においては5月8日をもって県教育委員会の「学校における感染対策ガイドライン」を廃止するとともに、新型コロナウイルス感染症の流行以前に日常的に行われていた対応を基本とします。
また、学校現場に対する支援として、児童生徒及び保護者等を対象とした「感染症に関する電話相談窓口」を4月6日から7月末日まで開設し、学校生活における不安や心配に関する電話相談を行っています。

 新型コロナウイルス感染症対策については、医療提供体制の整備や県民等への協力要請、事業者への支援など、これまで様々な取組を行ってきました。
こうした取組や経験について記録として整理し、今後新たな感染症が発生した際の対応に活かすことができるよう、振り返りとしてまとめています。
また、振り返りによって得られた教訓を踏まえ、今後の新たな感染症の発生に備えるよう、指示をしました。

最前線で診療を行い、発熱外来や病床の確保等に御尽力いただいた医療従事者の皆さま、休業や営業時間の短縮等の要請に御協力いただいた事業者の皆さま、感染防止対策に御協力いただいた県民の皆さまに厚く御礼を申し上げます。

5月8日以降、県の新型コロナウイルスへの対応は、基本的に他の一般的な感染症と同様になっていきます。

今後も一定程度の数の感染が持続することが見込まれ、特に重症化リスクのある方を感染から守る観点からの対策は続きますが、これまでの「特別な病気に対する特別な対応」から「一般的な病気に対する普遍的な対応」へ、県全体で考え方をシフトする必要があります。
ここまでの県民の皆さま一人ひとりの御協力に感謝します。これまでの苦労をお互いに称えつつ、5月8日から新しい日々をスタートしましょう。

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