熊谷俊人(千葉県知事)

熊谷俊人(千葉県知事)

最近の記事

5類感染症変更後の千葉県の対応について

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日から「5類感染症」に変更されることが正式に決定されました。これを受け、対策本部会議を開催し、5類感染症に変更後の本県の対応について確認をしました。 千葉県では政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の設置を受け、令和2年3月26日に「千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、新型コロナウイルス感染症への対応にあたってきました。このたび5類感染症への移行にあたり、令和5年5月8日に千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部を

    • 成田空港に内外一体の世界最先端の国際航空物流拠点が

      おはようございます。成田空港隣接地に空港内外一体の世界最先端の国際航空物流拠点が整備されます。成田空港の機能強化、空港施設の再整備、そして土地利用規制の弾力化と連動した大型プロジェクトです。 昨日、グッドマン・グループのグッドマン社長が来日され、多古町の平山町長とともに県庁にお越しになり、成田空港株式会社の田村社長も交えて面談。 2029年3月末の完成が予定される成田空港の第3滑走路に隣接した多古町「国際交流複合拠点」(開発予定地は敷地面積約70ha)に、空港内外一体の世

      • 新年度予算案:独自の自然・文化を生かした魅力ある千葉の創造

        新年度予算案のうち、「独自の自然・文化を生かした魅力ある千葉の創造」について紹介します。環境施策については組織も強化し、担当部署が積極的に施策を検討し、新たな政策に挑戦しています。 千葉県は日本を代表する重化学工業地帯を抱えるととともに、太陽光発電・洋上風力発電・ソーラーシェアリングなど自然エネルギーも全国トップクラスとなりますので、カーボンニュートラル関連施策で全国のモデルとなりうる県です。 ---------------------------- (1)千葉の魅力の向

        • ロシアのウクライナ侵攻から1年:千葉県の支援

          ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経過しました。ロシアのウクライナからの撤退、ウクライナの復旧復興に向け、国際社会は結束して立ち向かって欲しいと願います。また、シリアを始め、アフガニスタン・ミャンマーなど、多くの国民が苦しい状況に置かれている地域にも心を寄せていきたいと思います。 千葉県ではウクライナからの避難者に対して専門チームを作り、県内に避難されてきた方が安心して滞在することができるよう、国や市町村・民間等と連携し、切れ目のない支援に取り組んでいます。現時点の支援の

          新年度予算案:千葉経済圏の確立と社会資本の整備

          新年度予算案のうち、「千葉経済圏の確立と社会資本の整備」の分野について紹介します。 経済産業分野は就任後、職員と様々な意見交換を重ね、短期的な政策拡充と、将来に向けた挑戦が並行して進んでいます。取り組んできたことに目途が立てば、今年は予算だけでなく、経済分野で様々な明るいニュースを発信できるかと思います。 <産業の振興と企業立地の促進> ○ 働き方や産業の転換期を迎えている中、将来を見据えた産業の誘致・創出を図るため、成田空港周辺・かずさアカデミアパーク・幕張新都心・柏の

          新年度予算案:千葉経済圏の確立と社会資本の整備

          新年度予算案:子育て・教育施策

          おはようございます。今日は新年度予算案のうち、「子どもの可能性を広げる千葉の確立」、子育て施策と教育施策について紹介します。 県独自の専科教員の大幅配置、都道府県として全国唯一の学校給食費無償化への補助など、新年度予算案で重点的に拡充した分野の一つです。 -------------------------- 【子育て施策の充実】 ○ 子どもの資質や能力を一層育むため、県独自の「自然保育」に関する認証制度とその支援策をはじめ、保育の質の充実に向けた取組を推進します。なお、

          新年度予算案:子育て・教育施策

          基本的対処方針の改定について(マスク着用等の取扱い)

          おはようございます。先週、政府の基本的対処方針が改定され、マスクの着用やイベント開催などについて対応が3月13日、4月1日を境に変更となります。皆さんの生活に関係する変更点を中心に紹介します。 ① 密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、 ② 密集場所(多くの人が密集している)、 ③ 密接場面(互いに手を伸ばしたら手が届く距離での会話や発声が行われる) という3つの密の回避、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗い等の手指衛生」、「換気」等の基本的対策が重要

          基本的対処方針の改定について(マスク着用等の取扱い)

          成田空港周辺の国際物流拠点の整備に向け、大きな前進

          成田空港周辺を国際物流拠点とするべく、農地等の土地利用規制の緩和などについて国家戦略特区の提案を政府に行っていることを紹介してきましたが、先日、国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングが行われ、大きな前進を勝ち取ることができました。 農水省が成田空港周辺において地域未来法の弾力的活用に関する取扱い通知を発出し、成田空港の機能と一体的利用が必要な物流施設等を整備する場合については例外的に農地を含む土地を事業用地として選定することが可能となりました。 さらに事業の実施にあたり

          成田空港周辺の国際物流拠点の整備に向け、大きな前進

          新型コロナウイルス感染症の法的位置付け見直しに関する要望

          昨日、国に対して「新型コロナウイルス感染症の法的位置付け見直しに関する要望」を提出しました。知事会においても意見の取りまとめが進むこととなっていますので、現場からの意見を政府に伝え、適切なステップを踏んで見直しが進むよう、意を用いていきます。 1 医療等に関する要望 (1) 医療機関等における感染対策の最適化 県内の医療機関、高齢者施設、教育機関等は、これまで、感染拡大の場にならないように細心の注意を求められ、その結果、当該機関等の本来の役割が妨げられることも多くあ

          新型コロナウイルス感染症の法的位置付け見直しに関する要望

          政府の5類感染症への見直しにあたり

          新型コロナウイルスについて、この春にも新型インフルエンザ等感染症から外し、5類感染症とする方向が示されました。今後、陽性判明者や濃厚接触者の外出自粛などの行動制限、医療提供体制や現在講じている公費負担などについて、どのように移行していくのか、方向性が示されることとなります。 春というのが4月を指すのか、5月を指すのか、まだ分かりませんが、医療関係を始め、多くの関係機関に影響があることから、政府にはできる限り早く、その見通しを示し、共有することが重要です。 私たちは5類相当

          政府の5類感染症への見直しにあたり