島原駅伝を終えて 6区 下原士侑
【はじめに】
今年、6区を走らせていただきました下原です。
まずは現地まで応援に来てくださった短距離やOBの皆様、そして付き添いやサポートをしてくれた長距離の方々に多大なる感謝を申し上げます。
こんな大きな駅伝大会で沢山の声援を受けて走ることができて、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました!
【個人の振り返り】
7.19km 21分13秒 区間8位(OP含9位)
(2'50-2'43-2'48-3'00-2'57-3'08-3'09-2'44)
5000mのSBは7番目だったので、ほぼ下馬評通りの走りはしたものの、下り適性による上振れを起こし、区間6位以内に入るという目標は達成できなかった、というような結果でした。
前半突っ込みすぎて、傾斜が緩やかになるラスト2キロで垂れてしまいました。(下りなのに3分10かかるのはやばい)
でもこれで良かったと思います。今の自分の実力は出しきれたので、走り自体に悔いはありません。ただ、熊大のこれからの成長のことを考えると、もっと速く強くならねばと感じました。
【チームの振り返り】
熊大は8位でゴールし、目標としていた6位には届かなかったものの、悲願の入賞を果たせました。
また、去年よりもタイムを大幅に縮めたことが評価され、躍進賞をいただくことができました。
れおさんもおっしゃってた通り、1年間頑張ってきたことが形として残せたのはとても嬉しかったです。来年度はさらに飛躍し、目標達成&2年連続の躍進賞を獲得したいですね(笑)
【来年の下原は?】
さて、ここまで駅伝の振り返りを行いましたが、反省をする以上に、今回の経験をどう次に繋げるかが大切だと思うので、ここからは来年の展望について書きたいと思います。島原駅伝終了を境に、幹部交代式が行われ、私は全体の主将と長距離ブロック長に任命されました。私がリーダーとして出来ることといえば、2つくらいかなと思います。
①新エース仲里にくらいつき、結果を出す。
究極、仲里拓真レベルが7人揃えば、駅伝は勝てるのです。だから僕がその1人になればいい。
「ブロ長は競技力さえつければいい」という問題ではないのは言うまでもありませんが、やはり速ければ速いほど、上に立って指揮を取る際の説得力は変わるのかなと思います。
まずは14分台を来年の島原までに必ず達成させることをここで宣言しておきます。
②チームの底上げ
私が期待されていることじゃないかなと勝手に思ってます。熊大は国立大学なので、人数を確保するのは難しい。だから一人一人の走力が大事になってきます。誰1人チームに不要な人なんていないし、みんなに速くなってもらいたいというのが本音です。
だから、全員がPBを大幅に更新できるような環境を自分から率先してつくるよう努めます。
れおさんが素敵なブロック長すぎて、その後を継ぐのは、プレッシャーが大きいです。でも、私には頼れる先輩や同期がいますので、固くなりすぎず、自分のペースで頑張ります。
【来年の熊大は?】
熊大は、大きく分けると昨年は個人主義、今年はチーム主義であったと思います。どちらにもそれぞれの良さがありますが、私がこの1年感じたのは「みんなで走ることの楽しさ」です。
陸上は個人競技なので、個人主義でも上手くやれば結果は出ると思います。ただ、チームとして駅伝を最大の目標とするのであれば、専門が中距離であれ、マラソンであれ、みんなが一つにまとまって同じ方向に向かっていくのが、正解に近いのかなと思います。余談ですが、私の父は元ラグビー部だったそうで、ラグビーについては門外漢である私に「自分より身体の大きい選手に、思いきりタックルしに行くのは物凄く怖くて勇気のいること。でも仲間のために果敢に攻めることがラグビーの面白さなんだよね」といった旨の話をしてくれたことがあります。その時は、あまりピンときていなかった私ですが、駅伝を走ってから、まさに父が経験したことをそのまま体感できたような気がしました。自分より格上と戦うためにキツい思いをするのは分かっていても、大好きなチームメイトのために攻めた走りをする。そんな幸せな経験をしてからは、私は団体競技の虜になりました。来年は、大黒柱の賢亮さんがいないチームになりますが、そんな中でも、よりチーム主義を強めた熊大にしていき、もう一回あの時の高揚感を、いやそれを超える感動をみんなで味わいたいです。
【おわりにブロ長っぽい言葉で締めます】
今年、中距離の大型新人として入部してくれた航平が長ブロのミーティング後、私に「来年、めちゃめちゃ島原走りたいです。まぁ6区限定ですけど(笑)しゅうさんの記録、超えますよ!」と言ってきてくれました。先輩たちの走りを見て「自分も走りたい!」と心震わせていた1年生の頃の私のように。たくまのようにかっこよく走れないし、ゆづきやようすけみたいな優しいお兄ちゃんではないけれど、自分が1年前に見た先輩たちの姿に、少しは近づけたんだと考えると感慨深かったです。来年は今いる全員が先輩として新1年生を迎え入れます。「熊大に来て良かった」と思ってもらえるよう、個人の目標を達成するために何をすべきか、チームのために何ができるか考え、これからの練習に励んでいきましょう!
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