宇宙技術を先進的に利用する地方自治体のおすすめふるさと納税
2024年も、宇宙ビジネスメディア「宙畑」の編集長として、様々な地方自治体さまへの取材の機会をいただきました。取材の機会をいただいた皆様、本当にありがとうございます。
また、これまでも多くの地方自治体の方々にお話の機会をいただき、宇宙技術の活用が徐々に地方自治体に浸透し、利用いただけていることを非常に嬉しく思っています。
宙畑の取材でお世話になった地方自治体の皆様に恩返しをしたい、今後も地方自治体の方に宇宙技術を利用いただきたいと思っていた時に「そうだ、ふるさと納税だ!」と思いついたので、ぜひここで宙畑の記事と合わせて、勝手にピックアップしたふるさと納税を紹介させてください。
①大分県のたこ料理3種セット
実は、私が宙畑でお世話になった方に関係するふるさと納税を行っているのはこれが初めてではありません。
最初は「まさに目からウロコ! 衛星データで見つけた漁場の釣果が凄かった」の記事をご覧いただいた、大分で漁師をされている江本さんから、私も衛星データを利用したい!と言っていただいたことがきっかけで、江本さんの会社がだされている「たこ料理3種セット」を2020年から購入しています。
江本さんは、パソコンを持たれていなかったところから、Zoomを通して衛星データの使い方をお話させていただき、今ではご自身で海水面温度が分かるデータを見ることができるようになっています。
その模様は、以下の記事でご覧いただけます。
たこ料理3種セットは、たこの唐揚げ・たこ飯の素・味付け酢だことなっており、非常においしいです。個人的にはたこの唐揚げが一番好きです。
②山口県産の小麦「せときらら」を使用した秋芳の梨クレープ
今年、宙畑で2度目の取材をさせていただいたのは、山口県における小麦の品質向上を実現した衛星データ利活用事例です。
2022年にインタビューの機会をいただき、少子高齢化で一人当たりの農地面積が拡大する中、いかに小麦の一定の生産量を保ち、なおかつ品質を上げるかという課題があると教えていただきました。
その2年後、あらためて機会をいただきお話を伺ったところ、先んじて衛星データを利用されている65歳を超える農家の方が「これ当たるんよ」と他の農家の方に紹介するというところまで利活用が浸透してきていると知って非常に感動しました。
その経過は以下の記事でご覧いただけます。
■2022年のインタビュー記事
■2024年のインタビュー記事
それはぜひ、山口県産小麦「せときらら」を用いたなんらかを食べたい!ということで見つけたのが、以下のおいしそうなクレープです。
③南相馬市の梅ジュース
2024年に取材の機会をいただいた地方自治体で、山口県と同様に衛星データ利活用事例を教えていただいたのは南相馬市です。
南相馬市では、農地の転作確認の見回りにおける人的不足という課題を解決するために衛星データを活用していました。
農政課担当の方の「17時15分に家に帰って、もっと家族と幸せな時間を多く過ごしたい」という言葉は非常に印象に残り、そのような思いをかなえるために衛星データが役に立てるのは素敵だなと非常に感動しました。
記事は以下になります。
南相馬市のふるさと納税で私が気になったのは、以下の梅ジュースです。
④熊本県のあか牛(すき焼き用)
漁業、農業ときて、畜産業にも衛星データの利用は進んでいます。それが、放牧形式での美味しい和牛の育成における衛星データ利用です。
宙畑が取材の機会をいただいた当時は、熊本阿蘇の牛の首輪に測位衛星のGNSS受信機をつけて、牛がどの程度運動したのか、また、どこにいるのかを管理。さらに、草原の状態を地球観測衛星で見ることで、まだ牛が食べられる草が十分にあるのかを見ているという、複数の機能をもった衛星の利活用が進んでいました。
記事は以下になります。
私は熊本県出身でして、手前味噌ですが、あか牛を食べたことがない人は絶対食べた方が良いと思います。非常に美味しいです!
私は毎年、すき焼き用の熊本のあか牛肉をふるさと納税で頼んでいます。
⑤青森県の青天の霹靂(お米)
最後に紹介したいのは、宙畑が一番最初に地方自治体の衛星データ利用事例としてお話を伺った青森県です。青森県では、衛星データを活用してブランド米「青天の霹靂」を生産しています。近赤外線が宇宙から観測できることによって、タンパク質含有量まで宇宙から分かってしまう!というのは非常にワクワクする話だなと最初の取材で思ったことをいまだに覚えています。
記事は以下になります。
また、ふるさと納税の返礼品はもちろん「青天の霹靂」です。
以上、宙畑で取材させていただいた地方自治体のみなさまのふるさと納税から、私が気になったものをピックアップしてご紹介しました。ぜひ気になるものがあった方は頼んでみてください。
あわよくば、ふるさと納税を通して、各地の衛星データ利用がさらに推進されるとよいなと願っています。