同調現象について調べてみたよ
こんにちは!ベアーです。
毎日飲むモンスターが美味しくてやめられない日々です。
第二回目のnoteという事で、今回は心理学をテーマに日々私達が作るバナーやボタンのUIやデザイン、コピーに使えそうな同調という現象について深掘りしてみたいと思います!
まず、同調現象とは
AとBというケーキ屋さんがあり、Aの方に行列ができていたら「あれ?あっちのお店の方が美味しいんじゃない?」って思いますよね。
かなりざっくりしていますが、この行動心理こそが同調現象の真骨頂と言えるのではないでしょうか。
他にも、
・美味しいお菓子屋さんができたと聞きつけ、長い行列に並んだ
・コスメ選びで悩んでネットの口コミを見て、ファンデーションを買った
・Instagramでいいねがたくさん付いていて、自分もいいねを押した
など、これらは人間が持つ本能的な欲求が働いており、行動心理学では「同調現象」と言われています。
友達から「あそこのお店美味しかったよ!」と聞いたらついお店を予約しちゃうのも、この効果が働いてます。
同調現象を利用した代表的な手法
この、「人と同じ行動を取ると人間は安心を得る」という同調という心理現象を利用したポピュラーな手法が「バンドワゴン効果」と「スノッブ効果」と呼ばれるものです。
バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは、他者の消費が増加していくほど、購買者個人の需要も増加するという効果のことである。バンドワゴン効果は、多くの人が所有している商品には、支持される何らかの理由があり安心して使用できるだろうという心理や、流行に乗りたいという同調の心理などが働くことに因るものである。
出典:IT用語辞典
インターネットの世界で言うなれば、Amazonのレビューや@cosmeの口コミ、クックパッドのレシピ機能、爆発的に流行って一気に広まったLINEなどもこのバンドワゴン効果が働いていると言えるのではないでしょうか。
何年か前ネットメディアを利用してリアル店舗への集客を成功させたチーズタルトのBAKEとか、TikTokなんかも同調現象を上手に利用している例ですよね。
スノッブ効果とは
スノッブ効果は、多くの人が所有している商品には希少価値がないため、自分は同じ商品を持ちたくない、あるいは、他の人とは違う商品を所有することで希少性への欲求を満たしたいという心理作用に基づいたものである。
出典:IT用語辞典
スノッブ効果とはバンドワゴン効果と真逆で、同調現象を逆手に取った手法です。
主な商品としては、高級化粧品や、ブランド品、BMW等の高級品や売り切れ続出で希少価値が高騰したたまごっち等のおもちゃもこのスノッブ効果が働いたものと考えられます。
あと、MacやiPhoneなども希少価値が高くユーザーはマニアックな方が多いので、この効果が働いていますよね。
実際にデザインを作って考えてみる
Aはバンドワゴン効果なし、Bはバンドワゴン効果ありのクリエイティブです。
図の通り、Bには「コスメサイトで口コミNo1」というコピーを入れました。
「この商品は有名サイトの口コミでNo1に輝いていますよ」というコピーを入れる事で、ユーザーの他者と同調したいという心理に働きかけ、購買意欲を仰ぐ狙いです。
実際にABテストをしたわけではないので、明確な結果は出ていませんが、こちらの方がユーザーの購買意欲を沸かせる事ができるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は同調現象について勉強してみましたが、心理学は奥深く、これからもっと学習しないといけないなと思いました。しかし、ちょっとした知識があれば、いざアウトプットする時に幅が広がると思いますので、皆さんも是非一度心理学を学んで頂ければおもしろいのではないかと思います。
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