葦をさがすクマ
私はアラサー前半戦の田舎出身者で、今は映像業界に身を置いている。
映像業界に生きる者たちの目標として”自分の作品を世に出したい”というのはよくある話だ。
もちろん私も自分の作品を世に出し、多くの人に感動を与えたい。
そのために色々と試行錯誤しながらやってきたつもりだ。
自主映画を作ったり、脚本をシナリオコンクールに出したり。
ただ、なかなか良い結果は出ないもので、いつも悶々としている。
そんな悶々とした日々を過ごす中、アラサー前半戦に突入してしまった私は焦りを感じている。
この焦りは”何者かになりたい”という私の持ち合わせる欲望の情けない形での発露なのだろう。
「何かを変えなければ」
「どうにか結果を出さなければ」
誰に言われたわけでも、急かされているわけでもないのに勝手に焦っている。
「このままでは何も変わらない」
どうにか自分の何かを変えたかった私は、この『葦をさがすクマ』というシリーズを始めることにした。
このシリーズでは、世の皆様に届くような作品を書けるようになるために自分探しのようなことや名作の方程式作りのようなことを日々の中でやっていってそれを記録のような形で残していこうというものだ。
期限としては、私がドラマやメジャー映画の脚本もしくは監督を務めるに至るまで続けようと考えている。
(死ぬ瞬間まで書き続けることになるかもしれないが…。)
これからまずは週一回の投稿を一つのルールとしよう。
さぁて、note利用者の誰もが見れるところで宣言してしまった…。
もうやるしかないぞ私。
これは自分の欲望を満たせないことに勝手に焦っているアラサーの足掻きだ。