レザレクションズ🔴🔵すべては選択だ。
マトリックス・レザレクションズ観てきた。
前シリーズでその世界観にハマった。キアヌ・リーブスやキャリー・アンモスの黒革ボンテージにも痺れた。そして、今回もキマった。
懐かしいキャラはそのまま
エージェント・スミスは整った顔で“アンダーソン君,,,” と話しかけるし、モーフィアスは相変わらず伊達男だし、トリニティは黒革コスチュームだし、そうそう、それそれ!が郷愁を呼び覚ます。
歳は重ねたネオはハゲでぶちゃんでなく、禅僧のように老いてなお渋オジオーラを発していた。マイ推しモーフィアスは、冷静なのに情熱的なコスチュームで武装し、すべてキメ決めでまぶしかった。
新しい味付けは...
ネオの職業は、realとmatrix仮想現実の界隈を行き来するのにふさわしい「ゲームクリエイター」というのが冗談みたいで笑える。
binary というコンピュータ用語で二進法が示されるのがミソ。0と1しかない画面で、幾通りもの世界を描きだすことができるのだから。
何度も登場する「赤」か「青」かの選択は、苦難の真実を選ぶか、それとも安定維持の日常を選ぶか、を私達にも問いかけるのだ。
ところで、スポンサーの面々や「新マトリックス」ゲーム設計のためのブレストがリアルで可笑しく、精神医に感情と幻想の交錯を相談するアンダーソン(ネオ)だったが、しかし、仮想現実空間がほころびを来たしはじめ…。
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(まだの人のため、ネタバレ止めておく)
青い髪の白兎タトゥー役:ジェシカ・ヘンウィックは痛快だった。不思議の国のアリス/鏡の国のアリスへのリスペクトなのか。わかる人にはわかる。
謎の美女サティ役:プリヤンカー・チョープラーも大事な役ところを抑えていい感じ。さすがインド美女、どこか神秘的で美しく賢い。
今作は女性の活躍が目立つ展開と言える。
いろんな民族のいろんなルーツを持つ人びとが、それぞれの仕事をすることで、光輝く。
マトリックスはそんな映画のハシリだった気がする。そして、中年のラブストーリーとしてもキュンとさせられた。レズレクションズ、その世界観に酔いしれた。
MATRIX Resurrection 2021年 アメリカ
監督: ラナ・ウォシャウスキー
音楽: ジョニー・クリメックトム・タイクワー
製作: グラント・ヒル ジェームズ・マクティーク
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