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読書録

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ミステリが好き! 自分の読後録と,心に刺さった読書感想をあつめています。三年半かけて「芥川賞ぜんぶ読む」,ひと月一冊は読んでるものの文字おこしが遅々として進まず...。
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2023年1月の記事一覧

「自分らしく死ぬ」これが私にとってのウェルビーイング|いつでも死ねる勇気と覚悟

自分らしく生きることが 認められてる現代ならば… 「自分らしく死にたい」 明けまして おめでとうございます。 今年からは読書セラピストとして noteで活動していきます タルイです。 突然ですが、 あなたは死ぬ準備をされてますか? 新年いきなりに いかつい質問から スタートですが いわゆる「終活」の準備です。 私も一昨年に父を亡くし 残された母も病気がちとなり 生と死がより身近なものとして 考えるようになりました。 今日のテーマは 終活するために必要な 「死生

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読書はじめ:タール・ベイビーと嫉妬

2022年が幕を閉じ、2023年が目覚めようとする頃、わたしの脳内書庫は混乱していた、トニ・モリソンのせいで。 下書きのまま整理されず3週間も放置されていたnoteを、思い出しつつ書きます。(1/27追記) タール・ベイビー  トニ・モリソン カリブ離島の屋敷に住む裕福な初老夫婦、執事と料理人の夫婦は有色系のひとたち、そして料理人の親戚でありながら夫婦の援助で暮らすモデルの娘。 夫婦は離れて暮らす息子が会いに来るのを、怠惰な毎日を過ごしつつ、待っている。 おかしい…カ