コロナを機に製造業の利益創出について向き合ってほしい
こんにちは、ヨシキです。
社会人になってからずっとメーカーに勤めており、
理系出身ですがお金を扱う部署にいます。
仕事の役割上、多くの理系社員と仕事をします。
設計部門、品質管理部門など
そんな彼らと仕事をして、いつも感じていることがあります。
今日は、日本の製造業に携わる人へ訴えたいことを述べます。
お金に対して無頓着
これ、共感できる方いないでしょうか?
大学・大学院に行き、研究をしてきた私もお金に対して無頓着でした。
”お金を生み出すよりも誰かに貢献できることに興味がある”
社会に出るまで、私もそんな人でした。
モノづくりが好きな人が製造業に集まっており、
彼らは確かにいい製品を作るのは得意なのかもしれません。
きっと、”いい仕事をした”って思いに浸っているんでしょう。
確かに彼らの役割は製品を設計すること、
品質を管理することです。
・・・それで終わってしまっているんです。
私も元々、お金に対して無頓着だったので、気持ちはわかります。
”良い製品を作れば、それでいい。
お金儲けが目的じゃないんだ!”
・・って。
ただ、その意識を全社的に変える必要があるなと今の仕事をしていてすごく思うのです。
その設計変更にどれだけお金がかかっているのか知っているのかと。
その品質向上はコストをかける必要がどれだけあるのか説明できるのかと。
お客様を待たせちゃいけないから試作工法で作るっておかしくないかと。
(きっとちゃんとした会社はこういうこともしっかりやっているんでしょうけども。。)
実はお金を使いたいだけか?
お金を使いたがる組織を私たちはよく知っています。
国や政府などです。
彼らは後先考えずお金を使うのが大好きなように思えます。
「本当にそれいる??」
って思うこと、ありませんか?
社内にいる人たちも、姿が重ねて見えてしまいます。
「自分のお金じゃないと、いくらでも雑に使える」ということなんじゃないかと思ってしまいます。
身近な話だと、”10万円給付金の使い道”だとわかりやすいのではないでしょうか?
普段より緩い決断で購入判断をした人は多いと思います。
(貯金という選択を進めたいわけではないです)
プライベートでできないことが、社会でできるわけないですよね
そういうことなんじゃないかなって思います。
各部門に減点方式を採用する案
文句ばっかり言うのは、単なる愚痴になるので、
何かいい方策がないか考えてみました。
ズバリ、減点方式を各部門に導入する!です。
必要であれば各部門が費用かけて何かすることに口出ししたいわけじゃありません。
好きにやればいいと思います。
ただ、それは会社の金を使うわけで、ちょっとは痛みがあってもいいと思います。
そこで、部門の決定事項に対し費用が発生する場合は、きちんと”通信簿”に記録しておくのです。
ノーリスクで働けるのがサラリーマンじゃないか!
って、いう意見もあると思います。
だからこそ、利益を貪る輩が居座り続けるんじゃないでしょうか?
この記事を書くときに、どうしたらビジネスパーソンとしての意識が製造業のサラリーマンにも根付くのか考えてたんです。
人材育成や研修内容を強化するか?
とも思ったんですが、それじゃあ人の行動まで変えられないですよね。
行動には動機があり、行動の変化にも動機が必要です。
この動機を変えるには、皮肉にもやはりお金が影響すると思うのです。
最後に
製造業に関わる、人事や経営者の方がどれだけ社員のビジネスマインドを把握しているかは知りえません。
大きな金額の出入りしか見てないのかもしれません。
資材・購買部員は知っています。
コストダウン以外にもまだまだ絞れる費用はあることを。
サプライヤへコストダウンを要求する前に、自社のキャッシュフローにも注視してほしいです。
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