自由な律の俳句① by16歳

冬の空の色が薄いのは、みんなが白い息を吐いて色が薄まってしまったからだ。
人間は皆、30歳くらいで自分は死ぬだろうなという想像を抱いている時期がある。
だが、そんなことは無い。
僕の父も母も、55歳になっても、生きている。


❶ガムを飲み込むために息を飲む

普段ガムを噛んで生活していると、ガムを飲み込まなければ行けない時がある。急遽彼女に会うことになった時、プールの授業がある時、ガムを飲み込みたい時。
そんな時、少しばかりの勇気が必要だ。
僕は、道にガムを吐き捨てるような大人にはなりたくない。

❷自分を忘れるエアホッケー

普通というものは定義し難いものだが、普通の人間であれば、カッコつけたり、可愛こぶったりするものだ。だが、そんな仮面を引き剥がすエアホッケー。エアホッケーをしている時の自分は、きっと強い目をして、全力で相手の得点を防いでいる。思い出すだけで恥ずかしいような光景を今日も世界にあるエアホッケー台の数だけ見ることが出来る。

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