おわりとはじまり 全曲インプレ

2017年2月22日にリリースされたチームしゃちほこの2nd Album『おわりとはじまり』の全曲インプレ。

M1.プロフェッショナル思春期
ももクロ×ヒャダイン時代以降のアイドルソングらしさ満載の転調しまくりソング。ゆっくりと一言一言大事に伝えるように始まる前半部分から、ハイペースで一気にまくし立ててる後半。これから始まるアルバムの多彩さをあらわしているかのような一曲。

M2.START
どストレートなロックナンバー。無駄なことはいわずに音楽だけがあれば良い、と言わんばかりのシンプルな歌詞にシンプルなメロディ。
昨年のゆずぽん卒業をどうしても思い出してしまう歌詞に「ここまで」と「これから」を感じるナンバー。

M3.完全満足NGY
お得意の名古屋フィーチャーナンバー。コール&レスポンスで完成系を見るであろう一曲。LIVEで出会えるのが楽しみ。

M4.シャンプーハット (おわりとはじまり ver.)
5人Ver.で新録。オリジナルよりも深みが出たように感じるのは、少し贔屓目に見すぎか。

M5.ロードムービー
THE.青春ラブソング。新緑の季節に川原を自転車で駆け抜けるような清涼感。青春アニメの主題歌にぜひ!

M6.Chérie!
5人体制になってはじめてのシングル。鯱のぼりでは「カワイイ、キター」の煽りとともに披露された一曲。「ロードムービー」や「夢でもいいの」とあわせてカワイイ三兄弟の長女的立ち位置。

M7.天才バカボン (おわりとはじまり ver.)
こちらも5人Ver.で新録。オリジナルでゆずぽんパートだった箇所はやっぱり違和感を感じてしまう。

M8.Kissy-麺
一言で言ってしまえば卑怯(笑)。まったく中身のない歌詞に、キャッチーなメロディ。そして推しを萌え殺すであろう「チュッ」。耳に付くAメロはついつい脳内再生してしまう。このアルバム一のキラーソングと言ってもよいのでは。

M9.夢でもいいの
かわいいソング第二弾。Chérie!と同じく、『ねこねこ日本史』のOPソング。ねこねこ日本史でしかチームしゃちほこの曲を聴いたことない人は、かわいい曲ばかり歌うユニットと誤解しているでしょうね。

M10.ワタシノユウキ
彼女たちと付き合いの長いMICROさんが作った曲だけあって、彼女たちの素直でまっすぐな部分を上手く引き出してくれている一曲。やさしい歌詞に触れながら、たまには両親のことを思ってみよう。

M11.パレードは夜空を翔ける
静かにフェードアウトしていくM10から、穏やかでやさしいこの曲の前奏へつながる間が最高に心地よい。やさしく始まるAメロから全員のユニゾンで荘厳さを増すBメロ。一瞬の間をおいて響くギターから一気に駆け抜けるサビ。2フレBメロでもう一度体制を整えて爆発するラスサビ。とても綺麗にまとまっていて大好きです。
武道館でのメンバーサプライズのせいで、横アリ主人公の座を奪われてしまったかわいそうな曲ですが、大事に育ててほしい一曲。

M12.ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
鯱のぼりでの初披露から、夏のFES連戦。武道館。秋ツアー。横アリ。と、たくさんの現場で育てられて今ではすっかりキラーソングの一曲。サビの「オイ!×8」を柚姫に煽らせるようになってから一気に化けましたね。
M10からM12までの流れはアルバムを締めくくるにふさわしい構成。

M13.なくしもの
ここに置いたのは、エクストラ的な楽しみ方だったり、余韻を楽しんでほしいという意図があるのでしょう。
これまでのチームしゃちほことは一線を画し、高橋優さんが完全に自分のために作ったのではないかと思うほどの高橋優節。
10代の彼女たちが精一杯背伸びして歌ったこの曲。20代、30代(までグループあるかな?)の彼女たちが歌ったらどうなるのか?長い間歌い続けてもらいたい一曲。


M5.M7.が「おわりとはじまりVer.」ということで5人での新録となってますが、このアルバムの企画が立ち上がった当初はM6.M12.が「おわりとはじまりVer.」ということで6人Ver.にするつもりだったんだろうな、と思うと寂しさを隠せません。

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