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かにの殻とぶどうの皮のお店
今日はこの音楽しかないでしょ。
かに🦀
ってありますでしょ。
甲殻類の(それ以外に何があるか知らないけど)
私、あれ。
殻を剥くのが非常に面倒くさいんです。
私の妹はかにの殻を剥くのが上手いんです。
パキッ
パキパキッ
ガッガッ
スッ
ツルーン
みたいな
わ、もうこんなにきれいにとれた!
ってやつをかにバサミやかにスプーンがなくても器用に剥いてしまう。
私はそれが苦手で、だからあんまりかにが好きになれない。
どうやら私は殻とか皮とかを上手くめくる作業が苦手なようである。
ぶどうの皮も上手くむけない
むいてると中身が一緒についてきちゃって本体が小さくなってしまう。
「あれ、こんなに小さかったっけ、このぶどう」
「それはねあなたが成長したのよ」
バナナみたいなのはいいんですよ。
簡単にむけますでしょ?するーんって。
バナナは、小学校の頃の担任の先生が「バナナを上品に食べるには皮を一箇所むいて、そこからスプーンですくって食べるといい」とおっしゃっていました。やってみて「まぁ確かに」と言いたいことはわかったけど、やっぱりバナナは普通にむいてもぐもぐ食べる。
話がそれましたが
そんな私が提案したいお店はこれ
「かにの殻を剥いてくれる店」
きれいなお姉さんがかにを綺麗に剥いてくれて、中身を渡してくれるお店
お姉さんはみんなかに剥きの名人で、素早くかにを剥いてくれる。
(すみません。お姉さんのお店に行った事がないので、絵は完全にイメージです)
もしくはイケメンがかにを...以下略
・・・・・。
でも、やっぱり、緊張しちゃうので(あと、あんまりイケメンは得意じゃなかったので、むしろイケおじがいいので)いい感じのおばあちゃんがかにを剥いてくれる店が一番いいです。
突然ですが
私はおじいちゃんおばあちゃん子で、特に母方のおばあちゃんが一番大好きでした。
おばあちゃんは、初孫の私を、目に入れても痛くないような...むしろ目に入れちゃってるんじゃないかという位の、たいそうな可愛がりぶりを周りにもみせていたそうです。
私は体が弱かったので、よく学校を休んでいたのですが、その時におばあちゃんが土鍋からおかゆを作ってくれたり、りんごをすって食べさせてくれました。
かにも🦀ぶどう🍇も「ほら、剥いたから食べなさい」と当然のように渡してくれました。
私は当時は何の疑問もなく、それを食べていたのですが、いま思うととても懐かしいですし、本当におばあちゃんに愛されていたんだなと今更ながらに祖母の愛情を感じます。
お盆なので、亡くなった人を偲んで思い出そうと思ったら、ふとそんな光景が頭に浮かんできました。
かにの殻のお店も実現したら行ってみたいのですが
私はもう二度と食べられないおばあちゃんから渡されたかにを思うと、ずいぶん遠くへ来たような気もするし、おばあちゃんに近づいているような気もするし、湧き出てくる郷愁への想いや私がかえっていく場所を意識してしまい、何とも切ない気持ちになってしまうのでした。
おしまい。
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