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黄昏色のえがおの人

この記事は、先日、お誕生日を迎えたあやしもさんをサプライズでお祝いしたくて書いたものです。

すでに下書きの状態で読んだ方もいらっしゃるとは思いますが、正式に記事としてあげておきます。


※※※


今日は個人的なメッセージのnoteです。

日頃からここで好き勝手にやらせてもらっている私ですが、たまにはこういうのもお許し下さいとのことで、読まれる方はご了承して下さると幸いです。


今日メッセージを送りたい相手は


あやしもさん。

お世話になっているあやしもさんがお誕生日を迎えるとのことで、まことに拙い文章ではありますが、思っていることを綴っていきたいと思います。




あやしもさんと聞いて、私が真っ先に思い浮かぶのは、いつでも人のお話を親身に聞いていらっしゃる姿です。

彼女にお会いしたことがある方はわかるかもしれませんが、彼女は自ら進んで積極的にお話されるより、相手のお話を聞いているそのお姿が印象的なのです。

そのたたずまい。

静かで

品があって

そして

どこか

なつかしい。

「note-book」という以前れおさんが立てられた企画がありましたが…..あの時にあやしもさんの過去の記事をだいぶ読ませて頂いたんですね。

仲の良いnoterさんからその人の一番印象に残った記事をコメントなどであげていって、note-bookに載せる記事をご本人が最終的に選ぶような流れが仲間内であったのですが、

私はあやしもさんの記事で選んだものとは別に

海とステーキ


の記事が同じくらい印象に残っていました。

これはあやしもさんの原点、根っこだなと思うと同時に

雄弁だな

と思ったんです。

記事のあやしもさんはすごく雄弁です。

普段語らないこと。

語り得ないこと。

沈黙の後ろにあるもの。

木の下の地面奥深くに伸びた、根っこの部分。

それらが文章だと滲み出てくる。

語られて開かれる。

奥の奥から運ばれて

芽吹いて

そして、ゆったりと世界を見せてくれる。

緑のおおきな木。


私はあやしもさんの文章が好きです。

創作も好き。

そして、憧れてもいます。


あやしもさんはそのメガネの奥のまなざしで、何を見ているのかなといつも思います。こまやかな情景の描写。読んでいると自分もその場にいるような感覚に陥ります。文章から時には息遣いまで感じられる。
そして、そこにいるあやしもさんはそれを見て、触れて、何を感じたのか、丁寧に丁寧に置いてくれている。雄弁だけど、隙間は残してくれてもいる。そこにまた想いを馳せて想像が膨らむ自分もいます。


なんでこんなにこの方はいろいろな物やいろいろな人の想いに気づくのだろうと、考えたことがあるのですが

きっと

わからないと

わかりたいが

存在していて。


人はわかっていたら、あまり、物事を見つめ続けることはしないと思うのです。

慣れていること。

当たり前のこと。

いつものこと。

同じ刺激には人間は慣れてしまい、段々自動化のプロセスを辿るというか、オートメーション的に動いていくと思うのです。

でも、あやしもさんは毎回そのようには捉えていない時もある気がするんです。

たぶん、同じだと思われる日々や日常の中の、ささやかな変化、心の動き、うごめいているものを大切にしているからこそ、見えるものがある。

わかった気にならない。
自分はわかっていないと思うからこそ、気づくのであって「相手を知りたい、相手が幸せでいてほしい」という根源的で利他的な働きがあるからこそ、自分のできる範囲の中で、無理なく向き合い続けていらっしゃるのかなと思います。(たまに無理されているかなと思うのですが、たぶん大丈夫な方なんです。私は勝手にそう思っています。)


人の幸せを願える人の幸せを
私はこれからも願っていきたいです。

あやしもさんがいろいろなひとにまなざしを向けていることを、私はこれからも見続けていきたいし、たとえ見続けられなくなったとしても、消えてしまうものではないし、私の中に残るものだと思います。


あやしもさんと実際にお会いしたことがあるのは2回なのですが

去り際の笑顔が

いつも印象的で


黄昏みたいだなって思います。

やわらかくて

なつかしくて

切なくて

ちょっと苦しくて

少しさみしさがあって

そして

祈りをはらんでいるようで


「そうだね、もう会わなくても大丈夫だよ」

とも思うし


「またいつかどこかで」


とも思います。


それはまるで
夕暮れ時に落ちていくお日様や
まだらな色の空模様のように
いろいろな感情が入り混じっていて
そんなお顔を見ると

私は存在をすごく肯定されているような気持ちになって

心が安らいでいることを最後にお伝えして、この記事を終わりにしたいと思います。


ご本人が「一番自身の文章を読んでいる」とやや自嘲気味に書かれていましたが、きっとあやしもさんの文章が届くのを私と同じく、待ち望んでいる方がいらっしゃると思いますので。

無理なく届けられる範囲で.....こちらも楽しみにしておりますので

これからもよろしくお願いいたします。

それではまた。

※※※


あやしもさんからもお返事頂きました。

ありがとうございました!

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くま
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