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鬼と笑いが来たりて音を聞く【すまスパ番宣】
サタデーナイトフィーバーな夜。
いかがお過ごしでしょうか。
私はディスコな格好もせず、くまのパジャマでぬくぬくしています。
本日はニ個のすまスパ配信をお知らせいたします。
まず一つめ。
一つめは、鬼の朗読回です。
最初に納豆ご飯さんが渡邉有さんの「傀儡」を。
こーたさんが二郎丸大さんの「こうして僕は鬼になった」を朗読しております。
お二人の朗読が
とっても良いです!(語彙力......)
渡邉有さんの傀儡は、閉鎖的で湿った空気感がたまらない作品です。静かで淡々とした雰囲気の物語は、人の情念のような火の粉のような熱さが時に見え隠れし、読んでいてぞくっとするような感覚におちいりました。
私は特に海のシーンが印象的でした。
出歩いてはいけないのに、時が低迷した彼と彼女だけの暗い世界。そこで見つけてしまった私だけの座標。
私も自身が想像する海って、こんな感じなんです。田舎の海って爽やかでもなんでもなくて。本当にうら寂しいというか、このような情景なんですよね。
納豆ご飯さんの朗読は、世界観にぴったりで、見てはいけない世界を覗き込んだ気持ちになります。「納豆文学」と称された奈落シリーズを書いた納豆ご飯さんだからこそのこの作品への共鳴力、作品に呼び寄せられたのかなと思いました。
先日文学フリマ東京で購入させて頂いた「青音色」の「過去情炎」も素敵な作品の渡邉さんの作品でした。
次は、次郎丸大さんの「こうして僕は鬼になった」。
男の子と鬼が出会う物語。鬼はやはり鬼であって残酷さと凶暴さを兼ね備えていますが、タカユキの純な気持ちにふれて、心を通わせていきます。少しずつ二人の距離が縮んでいく様子がけっこうリアルで、タカユキの成長ぶりや、鬼の見せる人間くささにほっこりしました。一方でタカユキの両親や人間たちの振る舞いに、私は読んで心を痛めるのです。
何が鬼で何が人間なのか。
人間の持つ心の弱さと自分の理解を超えた生き物への不安や怒り。大事なものはなんなのかということを考えさせられた作品でした。
こーたさんの鬼っぷりがこわくて。
配信でもおっしゃっていましたが声色ってこんな風に出せるのだなと感動しました。
こんな素敵な朗読を
スポーツジムの自転車をひたすら漕ぎながらイヤホンで聞いていた私は、足を必死に回しながら、頭は鬼のことでいっぱいでした。
鬼こえー!!と思うと、足の回転数も上がるのです(ほんまかいな)
二つ目の配信。
待ってましたのとらふぐ子さんです!
わー!!!
ぱちばちばち!!!
いや、わたくしとらふぐ子さんを存じ上げていなくて、まことにすみませんでした!
最近某クルックフィールズで(ばればれや)お会いしたnoterさんが大絶賛しておりまして(誰かわかっちゃうじゃん)
そこから気になりまくってまして、今回の配信で初めてお耳にかかりました。
ピザさんがとっても嬉しそうな様子と、2倍速を疑うとらふぐ子さんのトークと、完全にリスナー気分のめずらしいピリカさんが聞ける貴重な回ですので!
ぜひ、お聞きくださいね。
おすすめです!
ラブレターめっちゃおもしろかった!
確かに忍たま乱太郎に引っ張られますが!
へむへむ〜と言いたくなりますが!
配信でとらふぐ子さんが「ハッピーにしたかった」「最後子供の声が聞こえたのは戦争が終わったということを伝えたかった」とおっしゃられていて、なんて素敵なんだ!と感動しました。
ちゃんとメッセージ性がこっそり含まれていて、こういう作品大好きです。
ユーモアは世界を救うと、私はマジで思っています。これからのご活躍も応援しております。
今回は二つの配信についてでした。
サタデーナイトもそろそろ終わりますので、サンデーモーニングに向けて、くまのパジャマでぬくぬくと休もうと思っています。(記事の最初からずっと寝る気まんまんでした)
夜更けにもラジオはいいですよ!と思っているくまからのすまスパのご案内でございました。
みなさま、おやすみなさいませ。
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