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くま読書

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本を読んで思ったことを、うんうんうなりながらつたないことばでアウトプットしているもの。考えすぎて鼻からシャケが出たり、耳からはちみつが出そう。(※あくまでもイメージです)
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2021年2月の記事一覧

くま読書 勉強の哲学

夫は今年の3月で大学院の修士課程が終了する。 朝思わぬことをつぶやいた。 「大学院に行ってわかった。自分がどんどん頭が悪くなってる気がする」 夫は、様々なことを知れば知るほど「井戸から池へ、池から川へ、川から海へ行くほどに己を知った蛙のような気分である」という気持ちになっているんだろうなぁと思われた。 このことばを聞いた時、以前読んだ、ある1つの本が頭をかけめぐった。 それがこの記事のタイトルの本である。 千葉 雅也(ちば まさや)栃木県宇都宮市出身。日本の哲学者