Photo by tsukimi_f 海(140字小説) 7 たけやん 2024年8月8日 13:00 海のきらめきは、僕にはまぶしすぎる。乱反射の光は、白黒の記憶を天然色に染め上げる。あの時君は、いつも僕の前にいた。波打ち際を踊るように走る君は、寄せる波に足をさらわれながら、満面の笑みを僕に見せた。そして、返す波は君の足跡を消した。いつもの静かな海。もうすぐ、夏が終わる。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #夏 #海 #波打ち際 #天然色 7