Photo by noriko_v 百合の花(140字小説) 4 たけやん 2024年8月18日 11:35 庭に白い百合が咲いた。たったの一輪。今まで咲いたことがなかったのに、どうしてなのだろう。少し前に父が亡くなった。父は百合の花が好きだった。凛とした佇まいが好きだった。百合はまっすぐこちらを優しく見守ってくれている。そして季節が変わる前に枯れた。それからは、一度も咲いてくれない。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #父 #百合 #見守る #一輪 4