脱、満点主義
どこの入試でも七割取れば合格する。
ところが受験をしようと思い立ち、いざ塾に通い始めてみると
あることに気づく。
それは・・・
塾は“すべての教科で満点を取らせようとする”指導をしているとしか
思えないことだ。
だが、実際にはそんな絵に描いた餅のような子は居ない。
そもそも11歳や12歳で偏差値を出して割り振りすること自体に
疑問を感じる。
精神的に安定し、かつ受験母集団も“信頼できる最低限”ではなく、
多ければ多いほど信頼性が増す。(数十万人レベル)
親は塾のテスト結果を見て一喜一憂し、
受験する本人よりも受験を強く意識し、慌て始める。
『5年生の頭では、もう合否が決まっている』などと
塾の先生が言えば、そのまま鵜呑みにする。
冗談ではない!
5年生から受験勉強が本格化するのである。
超最難関校を目指すならある程度早いうちから“類推”はできるが、
少なくと“決まって”はいない。
何より、全教科満点を取る必要はない。
本人の特性を生かし、得手不得手も十分掌握した上での
指導をするべきである。
私は自塾の子ども達に以下のような志望校決定の条件を提示する。
“入試問題を解いてみて、算数の点数が取れない学校には行くな”と。
詳細は伏すが、この感覚に自信がある。外れていないと自負している。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?