”対話型AI”を使う上で大事なことは?
ここ1年の対話型AIの発展がすさまじい。今は、chatGPTが主流である。しかし、それ以外にもGoogleが開発したBardなど、開発競争となっている。(現在、Bardは、試験運用中 / Googleアカウントを所有していれば、無料)
対話型AIが開発されたことにより、今まで人の手で行われていた検索作業や、アイディアに対する手段などを考えることをAIが代わりに行ってくれるようになった。
しかし、対話型AIにも課題がある。それは、対話型AIは
”唐突に物事を生み出す/考える”
ことが苦手である。
その具体的な例として、”しりとり”が挙げられる。人は、しりとりのルールを当然のように理解をし、ゲームとして続けることが出来る。しかし、
AIはルールを教え込んだとしても、完全には理解をしていないようだ。
【気になった方は、実際にしてみると、よく分かります!】
以下に、実際に対話型AIとしりとりをするとどのようなことが起こるのかの具体例を示してみたいと思います。
※A:人 B:chatGPT C:Bard
[Ⅰ:chatGPT の場合]
~最初 省略~
A 五里霧中
B ちゅうい
A 次は”う”から始まるよ!
B すみません、気をつけます。「うさぎ」でいきます!
~中略~
A けんか
B かばん
A ”ん”で終わっているので、負けじゃん!
B そうですね、すみません。では、「かえる」でいきます!
<続く>
[Ⅱ:Bard の場合]
~最初 省略~
C りす
A すず
C すず is a Japanese word that can mean "bell" or "tin." It can also be a feminine name.
A しりとりを続けましょう!”ず”から始めましょう。
C わかりました! 「ず」から始めましょう。「ずる」 あなたの番です!
<続く>
対話型AIには、”しりとり”の例からも分かるように、多くの課題がある。具体的には、ルールを逸脱いていたり、全く別の話をし出したりなどが挙げられる。このような弱点は今後の開発において改善されと推測されるが、今の環境をうまく使いこなせるかは、利用者自身次第であると思う。目的を持って、対話型AIをツールとして活用できることが、今、対話型AIを利用する人にとって重要であると思う。
次回もお楽しみに!