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【九州スポーツビジネスサミット2021】 SDGsってなんだ?
近年、SDGsという言葉をよく聞きますが、一体どういうことなんでしょう?また、アビスパ福岡の川森社長も最近SDGsのバッチをスーツにつけており、スポーツクラブとSDGsには関連性があるんでしょうか?
くろっぷ的ポイント
・SDGsって何?
・スポーツクラブが実はやってるSDGs
・SDGsのかかえる課題
・私たちはこれからどうすればいいのでしょう
登壇者
・福岡SDGs協会 高木正太郎さん
・Team Marketing 岡部恭英さん
・九州産業大学 福田拓哉さん
SDGsって何?
持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう、英語: Sustainable Development Goals: SDGs〈エスディージーズ〉)とは、持続可能な開発のために国連が定める国際目標で、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標がある。
(WikiPedia より)
なぜ、これが必要なのかというと、高木さんは「平均気温が1900年〜2000年に1℃上がった。2000年〜2100年は2.8℃〜4.8度上がると言われている。近年日本おいても自然災害が増えているが、約3℃気温が上昇したらどうなるのか?それを防ぐために世界共通な目標を作って活動しようという取り組み」とのこと。
地球自体が持続していくために、それは自然云々ということではなく、そのための事業開発や経済発展も含みます。
スポーツクラブが実はやってるSDGs
Jリーグクラブは1年間に2万事例くらい地域支援活動をやっているけれど、うまく発信ができていない。例えば、アビスパ福岡は2009年から「アビ芝プロジェクト」を実施しているけれど、実はこれはSDGsの「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさも守ろう」など当たるそうです。
川崎フロンターレの算数ドリルは「4.質の高い教育をみんなに」にあたり、ただのCSRだけで終わらせるのはもったいない。
実は、SDGs推進したい企業とのコラボレーションにもつながっていくんじゃないかという話がありました。
SDGsのかかえる課題
SDGsには17つのゴールが設定されていますが、数が多いこともあり、全てを網羅的にやれる企業はほとんどいないし、そもそも認知率もまだ低いというのが課題です。
実はSDGsは全てをやる必要はなく、自社がやれることをやれる範囲でやれば、SDGs活動やってます!と言ってもいいんです。(このことすらあまり知られていない)
スポーツ×SDGsでできることを考える
イングランドでは、フォレストグリーン・ローバーズFCというクラブがエコ・ファーストを掲げ、スタジアムの電気をグリーンエネルギーで賄ったり、ユニフォームの材質に竹を使ったりと国連からも「カーボンニュートラルなスポーツ」と認定され、名実ともに「世界一エコなサッカークラブ」となっています。
このクラブは、イングランドでも3部に当たるクラブで、ただサッカーだけやっていると知名度は国内でも高くないはずですが、この取り組みのおかげで国内どころか世界中に注目されるクラブになりました。
日本でここまで振り切ったことは難しいかもしれないけれど、小さいことからやることもできるし、例えば、海を守る活動をしている団体とパートナーを組みスタジアムでその活動を紹介するだけでもいいんです。
課題解決活動をやってる方の課題は、やってることを知られていないこと。
それをスポーツクラブがハブになることで、広報活動支援につながるということなのです。
私たちはこれからどうすればいいのでしょう
日本は昔は自然とともに活きる、無駄を出さないなど、循環型エコノミーな視点があったと福田さんはいいます。高度経済成長期に大量生産な世の中になり、失われたのかもしれないと。
改めてSDGsを認識するにはどうしたら良いか?
その一つに、自然災害があると高木さんはいいます。九州では毎年どこかで水害が発生し、自分が住んでいる街でいつ災害が発生するかわからない状況です。そう考えると、SDGsのことを考えられるのではないでしょうか?
その上で、僕らが一人一人がSDGsを意識し、小さくてもいいので行動する、発信する。それがクラブを変え、街を変え、日本を変え、世界を変えることにつながっていくんじゃないかと考えさせられました。
おまけ(リンク集)
スポーツ関連企業やJクラブのSDGsの取り組みについてのリンク集