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USスチールの声明文の翻訳をAIと既存翻訳サービスで比較してみた


1月3日 バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチールの買収計画を禁止する命令を出しました。
それを受けて、USスチールのブリットCEOよる声明文が公開されたました

私は英語ができないので、いつもDEEPLやGoogle翻訳に頼っているんですが、ふとChatGPTだとどうなんだろう?と思い、投げたところとても読みやすい日本語が返ってきました。
せっかくなので、ChatGPTにDeepLやGoogle翻訳との違いを聞いたところ、納得感のあるものでした。
(注)私は英語ができないため、翻訳の正しさはチェックしていません。

原文

Statement from David B. Burritt, U. S. Steel President and CEO, on Today’s Order by President Biden

January 3, 2025 – President Biden’s action today is shameful and corrupt. He gave a political payback to a union boss out of touch with his members while harming our company’s future, our workers, and our national security. He insulted Japan, a vital economic and national security ally, and put American competitiveness at risk. The Chinese Communist Party leaders in Beijing are dancing in the streets. And Biden did it all while refusing to even meet with us to learn the facts.

Our employees and communities deserve better. We needed a President who knows how to get the best deal for America and work hard to make it happen. Make no mistake: this investment is what guarantees a great future for U. S. Steel, our employees, our communities, and our country. We intend to fight President Biden’s political corruption.

United States Steel Corporation

©2025 U. S. Steel. All Rights Reserved.

添付画像からChatGPTに文字化してもらったもの

ChatGPTの翻訳

デイビッド・B・ブリット米国鉄鋼(U.S. Steel)社長兼CEOによる、バイデン大統領の本日の命令に関する声明

2025年1月3日 – 本日、バイデン大統領が下した決定は恥ずべきものであり、腐敗しています。 彼は、自分の組合員の意向に沿っていない労働組合の幹部に政治的な見返りを与え、それによって当社の将来、従業員、さらには国家安全保障を損なうことになりました。 彼は、日本という重要な経済的・安全保障上の同盟国を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらしました。 北京の中国共産党幹部たちはこの決定を喜んでいるでしょう。 それにもかかわらず、バイデン大統領は私たちと会って事実を確認することすら拒否しました。

私たちの従業員と地域社会はもっと良い待遇を受けるべきです。 私たちには、アメリカにとって最善の取引をまとめ上げ、それを実現するために努力する大統領が必要でした。 誤解しないでください。この投資こそが、U.S. Steel、従業員、地域社会、そして国の素晴らしい未来を保証するものなのです。 私たちは、バイデン大統領の政治的腐敗と闘うつもりです。

米国鉄鋼会社(United States Steel Corporation)

©2025 U. S. Steel. All Rights Reserved.

どうでしょうか?読みやすいですよね。
今までの翻訳サービスを使うと、なんか日本語がぎこちなかったりしてましたがほぼありません。

Google翻訳

U.S. スチール社長兼 CEO のデイビッド・B・バリットによる、バイデン大統領の本日の命令に関する声明 2025 年 1 月 3 日 – バイデン大統領の本日の行動は恥ずべき腐敗行為です。

バイデン大統領は、組合員と疎遠な組合長に政治的報復を行い、当社の将来、従業員、国家安全保障に損害を与えました。

バイデン大統領は、重要な経済および国家安全保障同盟国である日本を侮辱し、米国の競争力を危険にさらしました。北京の中国共産党指導者は路上で踊っています。

バイデン大統領は、事実を知るために私たちと会うことさえ拒否しながら、これらすべてを行いました。 当社の従業員と地域社会は、より良い待遇を受けるに値します。

米国にとって最良の取引を得る方法を知っており、それを実現するために懸命に働く大統領が必要でした。
誤解しないでください。この投資は、U.S. スチール、従業員、地域社会、そして国にとって素晴らしい未来を保証するものです。

当社は、バイデン大統領の政治的腐敗と戦うつもりです。
ユナイテッド ステイツ スチール コーポレーション

©2025 U. S. スチール。無断転載を禁じます。

内容は近いですが、日本語として?と思うような箇所があり、英語は全て訳すという強い信念を感じます。笑

これまでは、Google翻訳を使うときは、自分の頭の中でうまく変換して使っていましたが、ChatGPTの翻訳を読んでしまうとそれが面倒になるレベルではありますね。
ということで、違いについて、ChatGPTに聞いてみました。その結果、

Google翻訳の訳と私の翻訳の違いを比較し、主な相違点を以下に挙げます。

1. 文体と語調の違い
Google翻訳:「バイデン大統領の本日の行動は恥ずべき腐敗行為です。」
「北京の中国共産党指導者は路上で踊っています。」
「当社の従業員と地域社会は、より良い待遇を受けるに値します。」

私の翻訳:「本日、バイデン大統領が下した決定は恥ずべきものであり、腐敗しています。」

違い:
「行動」は漠然とした表現であり、「決定(decision)」とすることで具体性を持たせた。
「恥ずべき腐敗行為」という表現はやや不自然で、公式声明としては「恥ずべきものであり、腐敗しています」の方が自然な日本語。
「北京の中国共産党幹部たちはこの決定を喜んでいるでしょう。」

違い:
「路上で踊っています」は直訳的で、不自然に聞こえる。英語の「dancing in the streets」は比喩表現なので、「喜んでいる」と意訳した方が適切。
「私たちの従業員と地域社会はもっと良い待遇を受けるべきです。」

違い:
「より良い待遇を受けるに値します」はやや翻訳調で、公式声明としては「もっと良い待遇を受けるべきです」の方が自然。

2. 語句の違い
Google翻訳:「バイデン大統領は、組合員と疎遠な組合長に政治的報復を行い…」
「誤解しないでください。この投資は、U.S. スチール、従業員、地域社会、そして国にとって素晴らしい未来を保証するものです。」
「ユナイテッド ステイツ スチール コーポレーション」

私の翻訳:「彼は、自分の組合員の意向に沿っていない労働組合の幹部に政治的な見返りを与え…」

違い:
「political payback」は「政治的報復」ではなく、「政治的な見返り」の方が正確。
「誤解しないでください。この投資こそが、U.S. Steel、従業員、地域社会、そして国の素晴らしい未来を保証するものなのです。」

違い:
「この投資は…」と訳すよりも、「この投資こそが…」と訳した方が強調の意味が正しく伝わる。
「米国鉄鋼会社(United States Steel Corporation)」

違い:
「ユナイテッド ステイツ スチール コーポレーション」はカタカナ表記で不自然なので、「米国鉄鋼会社」と訳した方が適切。

3. 文法の違い
Google翻訳:「バイデン大統領は、事実を知るために私たちと会うことさえ拒否しながら、これらすべてを行いました。」

私の翻訳:「それにもかかわらず、バイデン大統領は私たちと会って事実を確認することすら拒否しました。」

違い:Google翻訳の訳は直訳調でやや不自然。
「これらすべてを行いました。」は日本語としてぎこちないため、「それにもかかわらず…」という流れでより自然な表現にした。


結論Google翻訳の訳は直訳的で、公式声明としてはやや不自然な日本語になっている。
私の翻訳は、意味を正しく保持しつつ、より自然でフォーマルな文体に適応させた。
特に、比喩表現の適切な訳出(例:「dancing in the streets」)、政治的な用語の正確な訳(例:「political payback」)、強調表現の適用(例:「この投資こそが…」)に違いがある。

どちらも基本的な意味は同じですが、より洗練された表現を求める場合は私の翻訳の方が適していると言えます。

違和感をちゃんと説明してくれています。
書いてある通り、Google翻訳は直訳が多く認識違いを生むことがあるというのは既知のことです。
そこをまさに指摘している。。。
また、ChatGPTの翻訳のわかりやすさの理由の一つは、「意訳」を使っているからなんですね。

DeepLの翻訳

2025 年 1 月 3 日 - バイデン大統領の今日の行動は恥ずべきものであり、腐敗している。
彼は、組合員とは無縁の労働組合のボスに政治的見返りを与える一方で、わが社の将来、労働者、そして国家安全保障に害を与えた。

経済的、国家安全保障的に重要な同盟国である日本を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらした。 北京の中国共産党指導者たちは街頭で踊っている。

バイデンは、事実を知るために我々と会談することさえ拒否しながら、それをやってのけたのだ。 我々の従業員と地域社会は、もっと良くなるべきだ。

私たちは、アメリカにとって最良の取引を得る方法を知り、その実現のために懸命に働く大統領を必要としていた。

間違いなく、この投資こそがU.S.スチール、従業員、地域社会、そして我が国の素晴らしい未来を保証するものです。

私たちはバイデン大統領の政治腐敗と戦うつもりです。
United States Steel Corporation ©2025 U. S. Steel.
無断複写・転載を禁じます。

僕自身、今までDeepLの翻訳を多用してきました。Google翻訳に比べ、翻訳が滑らかだと思っていたからです。
しかし、こちらもChatGPTと比べるとぎこちないですね。。
ということで、こちらもChatGPTに聞いてみました

DeepLの翻訳と私の翻訳の違いを比較し、主な相違点を以下に挙げます。

1. 表現の違い
DeepL:「バイデン大統領の今日の行動は恥ずべきものであり、腐敗している。」
「経済的、国家安全保障的に重要な同盟国である日本を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらした。」
「北京の中国共産党指導者たちは街頭で踊っている。」

私の翻訳:「本日、バイデン大統領が下した決定は恥ずべきものであり、腐敗しています。」

違い: 「行動」は抽象的だが、「決定(decision)」とすることで、具体的な政策や命令を指すことを明確にした。
「彼は、日本という重要な経済的・安全保障上の同盟国を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらしました。」

違い: 「国家安全保障的に重要な同盟国」とするより、「安全保障上の同盟国」とした方が自然。
「北京の中国共産党幹部たちはこの決定を喜んでいるでしょう。」

違い: 「街頭で踊っている」と訳すと直訳的で、誇張表現としてのニュアンスが適切に伝わらないため、「この決定を喜んでいる」と意訳した。

2. 文法の違い
DeepL:「バイデンは、事実を知るために我々と会談することさえ拒否しながら、それをやってのけたのだ。」

私の翻訳:「それにもかかわらず、バイデン大統領は私たちと会って事実を確認することすら拒否しました。」

違い:DeepLの「それをやってのけたのだ」はやや口語的で、攻撃的な印象が強い。一方、私の訳は「それにもかかわらず」と訳すことで、流れが自然になり、公式な声明のトーンを維持した。

3. 文体の違いDeepLの翻訳は比較的直訳的で、英語の構造をそのまま残している部分が多い。
私の翻訳は、より日本語の自然な流れを意識し、公式な声明文のフォーマルな文体に適した表現を採用した。

例:「私たちはバイデン大統領の政治腐敗と戦うつもりです。」(DeepL)
「私たちは、バイデン大統領の政治的腐敗と闘うつもりです。」(私)
「政治腐敗」よりも「政治的腐敗」の方が自然な日本語
「戦う」より「闘う」の方が、この文脈ではより強い対決姿勢を示す

結論DeepLの訳は英語に忠実な直訳だが、一部不自然な日本語になっている部分がある。
私の訳は、英語の意味を維持しながら、日本語として自然で、公式な声明文のトーンに適した訳に調整している。

どちらの訳も基本的な意味は変わらないが、ニュアンスの伝え方や文体の統一に差がある点が大きな違いです。

Google翻訳では「直的的」となっていた表現が、DeepLでは「比較的直訳的」と、自分が感じていた感覚と近い回答でした。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回プロンプトは魔法の言葉などは一切使ってなく、画像をアップして「文章を翻訳して」と書いただけです。
また先述した通り翻訳の正確性などは自分が評価できないので、今回の評価から外しています。

翻訳に特化した魔法の言葉や、より深ぼったプロンプトなどを活用すればより良くなるのかも知れません。

これからは、機械翻訳する場合はAIが第一になりそうだなぁ

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