願わくば、糸車の針に
丑三つ時の少し前位、眠れないでいると
ふと、昔の事を思い出して
苦しいような哀しいような、何とも言えない気持ちになる
昇華出来ずに、消化も出来ずに、胸の辺りをモヤモヤと鉛が渦巻いて、一生溶けないでいる
振り返ったところで、変えられるわけでもなかろうに、いつまでも囚われたまま、雁字搦め
だから上手く歩けなくて、また躓く
結局何も変わっていないんだろう、本質は同じまま歳だけ重ねてしまって
多分きっと価値は無い、無駄を理解しながら呼吸する
別に悲しい話をしたいとか、感傷に浸りたい訳