クラウドファンディングについて
2018年1月11日に創業したばかりの
出版社 KuLaScip(クラシップ)です。
世界で一番作家と読者が近い出版社
そして
時代に即した、
本の、出版の可能性を追求していきたい
と考えています。
その1つの挑戦として
クラウドファンディングを活用した出版を考えています。
◽️なぜ、クラウドファンディングなのか。
まず、
誰にとってもわかりやすい
誰にとっても透明なプロセスで本づくりをすすめたいから、です。
本の企画を、読者に提案する。
そして、当初設定しただけの賛同が得られたら、出版する。
目標に達しなかったら、出版は見送る。
とてもシンプルです。
新人の方も挑戦しやすく
ニッチな分野でも出版できる可能性が高くなります。
でも、シンプルだからこそ、こだわりはあります。
あくまで ”本” のクラウドファンディングですから
本の ”なかみ” で勝負したい。
いくら、企画が素晴らしくても、
本としては今ひとつだったね、というのは避けたい。
だからこそ、本の”なかみ”を事前に公開(*)し、
読んで、納得してもらった上で、
出版を応援するかどうか、決めてもらいたい。
そのために、KuLaScipのウェブサイト上でも
本の ” なかみ” を公開し、読めるようにしています。
(*)”なかみ” の公開の範囲については、
本の種類、作家さんの希望に応じて、都度、検討していきます。
次に
多くの人と、より多様な本との出会いの場をつくりたいから、です。
本は面白い。
それは読んでいただければわかります。
では、出版社がすべきことは何か。
1つは、読者が本を楽しむ、本にのめり込む ”幅” を広げることだと思います。
クラウドファンディングでは、本をつくる過程も公開していきます。
そこには、仕上がった本を、ただ読むだけではない、面白さがあると思います。
本に書かれていること以外の情報は不要だ、という方もいらっしゃると思います。
それはそれで、よいと思いますし、そうだろうなぁと思います。
でもその一方で、
本をつくる過程も含めて、いろいろな情報、そこに至る思いなどを知ることで、
よりその本にのめり込む方もいるかもしれません。
つまり、我々は、本を楽しむ、 のめり込む ”幅” を、広げるための提案をしていきたいのです。
そして
好きなことを、好きな人たちと
分かち合う楽しさをの輪を広げていきたいから、です。
クラウドファンディングでは、
その本を面白いと思った人が、応援してくれます。
その活動はSNSが中心となると多います。
その過程で、その作品を好きな人たちとつながる、
その作品のコミュニティができるかもしれません。
また、一緒に本づくりをしているような楽しさを分かち合えるかもしれません。
そしてそれはそれで、素直に、面白いかもしれない、と思うのです。
◽️クラウドファンディングのメリット、デメリット
このように考えていくと、
クラウドファンディングには、本の、出版の
新たな可能性があるように感じます。
ただ、デメリットもあります。
1つは、作家さんの負担が大きいことです。
本の執筆だけではなく、
支援者を獲得するための活動をする、というのは
時間も、手間も、そして何より集中力がとられるでしょう。
もちろん、我々出版社も、全面的に支援していきますが
作家さんが発信する情報ほど、読者に響くものはありません。
もう1つは、出版できないリスクがあることです。
我々のクラウドファンディングは、All or Nothing タイプですので、もし目標に達しなかった場合、出版できません。
ただし、メリット、得られるものは大きいと思います。
まず、普通の出版とは違い、クラウドファンディングで成功する、ということは、多くの強力なファンの方たちとつながれるということです。
新人の方は、自分のファンをつくることができますし、
既に何冊か本を出されている方も、
今までとは違う方々に、興味をもってもらえるかもしれません。
また、たとえ、目標に達しなかった場合でも、
その過程で自分たちの思い、考えを多くの人に伝えることができます。
また、読者の反応、対話から、得るものも多いと思います。
◽️一緒に本づくりをしませんか?
こうしていろいろ書いてきましたが、
我々は、今年の1月に創業したばかりの出版社ゆえ、
全てが仮説の段階です。
きっとクラウドファンディングを活用した出版には
他にもいろいろな可能性があることでしょう。
これから、1つ1つ検証しながら、
もっともっと可能性を見つけていきたい、
広げていきたいと考えています。
このような、我々の考えに賛同し、一緒に本づくりをしてみたい、と思われる方がいましたら、ぜひ、KuLaScipまでお声をかけてください。
また、不明な点、ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
できうる限り、お答えしていきたいと思います。
KuLaScip
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