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皮から革へ(タンニンなめし編)〜レザーハック

こんにちは。
記事を見てくださり、ありがとうございます。

作者は何者?

この記事の作者はkukuriの中のヒトです。
kukuriとは、『一緒に育てる、日本のクオリティ』をコンセプトにした革製品ブランドです。ハイブランドに負けない高品質の革を利用した財布や鞄などのオリジナル製品を作成してます。興味をお持ちのかたはぜひinstagramやBASEへアクセスしてください!

そもそも革はどこからきているのか?

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
今や生活のあらゆる所で革製品が利用されています。
一度画面から目を離し、周りを見渡してみてください。
革財布、革靴、革鞄、ソファ、キーケース、etc...と、あらゆる所で革が利用されていると思います。

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おそらく動物の皮が利用されているのは容易に想像できると思いますが、どうやって皮から革に変貌するかは想像が難しいと思います。この記事ではその過程をご説明します!

その革の加工手法としては『タンニンなめし』と『クロームなめし』の2種類あります。今回は『タンニンなめし』に焦点をあてて説明していきます!(今度『クロームなめし』について説明します!)

皮が革になるためには20の工程が必要!?

順を追って説明していきます!

そもそもなめしとはどういう意味でしょうか?

ズバリ「なめし」とは、毛や汚れを落とし、文字通り柔らかくする技術のことになります。この作業がなければ手元に革製品が届かないということになります。起源は狩猟時代まで遡ると言われています。

その「なめし」という行為のうち『タンニンなめし』とは植物の体内で生成されるタンニンという化合物を用いて加工されるものを指します。
これを実施すると、革に変貌するまでになんと20工程もある。
その具体的な部分を見ていきましょう。

まず、毛が付いた状態の皮が北米を中心に世界各国より輸入されます。
1水洗い
(塩分や汚れを流し、水分を与える)
2背割り
(背骨に沿って左右半分に分割する)
3石灰漬け
(毛、脂肪を分解、除去し革を膨らませ、アルカリ性に変える)
4フレッシング
(皮の内面に付いた余分な脂肪を機械で取り除く)
5脱灰、酵解
(皮を中和し、更に銀面を平滑にする)
6タンニンなめし
(薄いタンニンから濃いタンニンの160種類の槽に順に付け込んで行く)
7水絞り
(機会で、余分な水分を取る)
8加脂
(柔らかさとツヤを与える)
9セッター
(革を伸ばす)
10乾燥
(10日間乾燥)→ここで加工を止めるとヌメ革は完成!つまり、タンニンなめしの過程の中でヌメ革が作られる!
ヌメ革・・・動物の皮が革となり、クラフトなどに使える状態の革

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11革漉き
(厚みを薄くする)
12再なめし、染色
(柔らかさの調整、色染め)
13セッター
(革を伸ばす)
14バンドセッター
(機械では伸びにくい革を手伸ばしする)
15味取り、乾燥
(2〜7日間厚みにより丹念に乾燥)
16バイブレーション
(バタフリとも呼ばれる。革に柔軟性を与える)
17塗装
(色とツヤを塗装。耐久性を、増す)
18アイロン
(光沢を出す。型押しもこの時点で行う)
19計量
(革の面積を計る)
20梱包、出荷
普段私達が財布などの製品として使われている革は20以上のこんなにも沢山の工程を経て作られているのです!
過程を知ることでより革に対する愛着が湧きますね!

このマガジンの方針について

今後隔週を目安に記事更新を実施していく予定です。主に今回の内容の革にかかる話を中心にkukuriについて紹介をしていく予定です。また、適宜記事の内容についても追加更新も想定してます!
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