kukuna

くらしとかおり 毎日がハッピーになれるようなかおりを作ったり、かおりの奥深さを発信しています。毎日のくらしの中にかおりを取り入れて、健やかに楽しく過ごしていただきたいと思っています。

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マガジン

  • クロモジダイアリー〜kuromoji diary〜

    日本に自生するクロモジ(黒文字)について、その香りの魅力や日々の使い方、そして私が全国のクロモジを探し歩いたクロモジ旅についてを綴っていこうと思います。 クロモジ(黒文字) クスノキ科クロモジ属 落葉低木 学名 Lindera umbellata 本州の広域に自生する植物で、半日影の山林などを好む。 オオバクロモジ 、コバクロモジ 、など、地域によって種類が異なる。 葉・樹皮・木部とも強い揮発性の芳香を持ち、アロマセラピーでは、日本のアロマとして大変人気がある。 緑色のすべすべした枝に、次第に黒い斑紋がでることが多く、その斑紋が字を書いたように見えることから「黒文字」と呼ばれるようになる。

最近の記事

〜クロモジダイアリー〜山形県2017springNO.4

クロモジダイアリー山形県2017spring最終回 最上川の上流にある山深い町のクロモジは、 町の皆様もとても素敵で、 山をこよなく愛し、 山の恵みを取り入れたお弁当や、 野草茶も、 どれも、普段食べているものとは、 まるで違って感じられた。 きっと、関わってくださった皆様が、 あたたかい人ばかりなのだろう。 それはなんとなく、 この町のクロモジの香りに反映されているように 感じられた。 私の初めてのクロモジ旅は、 山形県西村山郡大江町。 kukuna

    • 〜クロモジダイアリー〜山形県2017springNO.3

      森でクロモジの生態を観察したあとは、 蒸留所の見学。 この日は、クロモジの枝をチップにした部位の 蒸留が行われていた。 36リットルの蒸留釜に、 いっぱいのクロモジチップ。 これからゆっくり時間をかけて、 蒸留を行います。 こちらの蒸留所ではクロモジのほかに、 タムシバの蒸留も行われていて、 植物の種類によって、蒸留釜を変えている こだわり。 タムシバの蒸留の様子もとても気になります。 蒸留に使う水は、すぐ近くを流れる、 森からの天然の湧き水。 蒸留所まで水をひいてく

      • 〜クロモジダイアリー〜山形県2017springNO.2

        この森のクロモジは、高さが3m以上はある。幹の太さはまちまちだが、斧でも切れるくらいの太さ。太いもので直径は3〜5cmくらい。 ずっとずっと奥までクロモジが続いている。 森の足元では、 小さな赤ちゃんクロモジが、 あちこちで顔を出しはじめていた。   ブナ林に囲まれたこの森で、 浄化された水と、木漏れ日を浴び、 静かにも、着実に成長しているクロモジ。 山形クロモジのルーツを目の当たりにすると、 山形クロモジ精油の、 スッーとする精悍なかおりの中に、 小さな甘みが感じられ

        • 〜クロモジダイアリー〜山形県2017springNO.1

          山形県の中央部にある大江町で、 林業とアロマを製造発売されているso-tennen代表 庄司さんの所有する山へ向かった。 朝からのシトシト雨と、かなりの斜面で、 転ぶ覚悟でクロモジの群生地を目指したが、 土がしっかりしているのか、 一度も転ぶことなく登りきれた。 ブナ林の中に、 クロモジが群生する場所。 神秘的すぎた。 何か悲しいことや不安なことがあった時、 ここに来れたら、 気持ちをリセットできそう。 雨日だけのお楽しみ。 ブナの樹幹流をじっと見て、 自然の聲をきけ

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        • クロモジダイアリー〜kuromoji diary〜
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        記事

          〜クロモジダイアリー〜クロモジとの出会い

          アロマの学びの中で知った「クロモジ」と言うワード。 アロマセラピーでのクロモジの香りは、 その名前のイメージとは真逆で、 この先、このクロモジを探し旅することになる程、 私のココロの奥底に入ってきて、 離れませんでした。 そしてこのクロモジから、 いつか自分で香りを抽出したいという、 夢を抱き始めたのは、2016年の春。 懇願していたクロモジの花が咲く姿。 ブナ林広がる山形県の森の中。 ひっそりと咲くその姿に、 時間を忘れ見入っている私がいました。 夢のはじまり

          〜クロモジダイアリー〜クロモジとの出会い

          今日のかおりづくり※ナラチップ

          ナラの木と言えば、どんぐりの木。 ミズナラ、コナラ、 コナラ属のクヌギなど、 たくさんの種類のどんぐりを思い出します。 ナラの木のチップの蒸留では、 レモンのようなかおりがします。 もっと重たいかおりがするのかと思っていましたが、 案外軽く、さっぱりしたかおりでした。 ナラチップ2kgで、 2000mlのかおりの水ができました。 サンプル蒸留のため、 自宅で湯船に入れて、 森林浴バスを楽しみました。 kukuna

          今日のかおりづくり※ナラチップ

          今日のかおりづくり※レモングラス

          レモングラスはイネ科の植物で、 レモンのような爽やかなかおりが人気です。 タイ料理のかおりづけにもよく登場しますよね。 お茶としても飲むことができます。 ハサミで写真のように細かくカット。 葉の側面は硬くて、 手に切り傷ができてしまうこともあるので注意です。 1キロのレモングラスから、 800mlのレモングラスウォーターが、 そして1.4mlの精油ができました。 使い終えたレモングラスは、 まだとてもよいかおりがしたので、 お風呂にいれてハーブバスを、 楽しみました。

          今日のかおりづくり※レモングラス

          今日のかおりづくり※ユズ花

          花のかおりづくりは、 抽出になかなか手間がかかります。 花はデリケートなので、 蒸気や圧力をかけられるのが苦手です。 ですので、 熱さもなく、圧迫もない状態のまま、 かおりづくりを行います。 でも私は、他の樹木や、 柑橘類のかおりづくりと同じ方法で、 花に蒸気や圧力をかけながら、 花のかおりづくりを行ってみました。 フローラルなかおりの水が、 ゆっくりできあがるのを眺めながら、 どんなふうに使おうか考えるのが、 楽しみです。 ユズ花水1500mL抽出。 kukuna

          今日のかおりづくり※ユズ花

          今日のかおりづくり※ハナユズ

          岡山県のハナユズ。 ハナユズはユズより小さくて、皮の色が黄色いです。 地域によっては、姫ユズとも言われています。 一度冷凍したハナユズでしたので、 しずくの量が少なかったですが、 柑橘の爽やかで甘いかおりのしずくが、 抽出されました。 材料1.5kgでしずく15.6mL できました。 柑橘は、しずくを抽出するのに、 少しだけ、手間がかかりますが、 その手間も楽しくて、 苦になりません。 kukuna

          今日のかおりづくり※ハナユズ

          今日のかおりづくり※アスナロ

          アスナロ、ヒバ、アテ。 地域によって呼び名が違うようですが、 私はアスナロと呼んでいます。 写真のように、超特徴的な、 葉っぱの柄!! まるで、王冠のようなマークですね。👑 蒸留すると、 深い深い森のかおりがします。 アスナロ2kgで、 3mLのかおりのしずくが抽出できました。 とっても希少です。 kukuna

          今日のかおりづくり※アスナロ

          今日のかおりづくり※レモンティーツリー

          レモンティーツリー。 ご自宅のシンボルツリーとして、 お庭に植えている方より、 かおりづくりのご依頼をいただきました。 抗菌作用が強いと言われていますが、 やはり、スーッとした、 喉の奥まで吸い込みたくなるような かおり。 約2kgのレモンティーツリーから、 16mLのかおりのしずくができました。 じつは、うちの庭でも、 レモンティーツリーを植えています。 一年で70cm伸びて、 まだまだ成長しそうです!! ご自宅の植物のアロマ、 作ってみたい方は、 ご連絡くださいま

          今日のかおりづくり※レモンティーツリー

          今日のかおりづくり※ヒノキ屑

          今日のかおりづくりは、 神奈川県小田原市の、 ヒノキのカンナ屑。 木部の重厚感のあるかおり。 細かくなったカンナ屑を見て、 樹木だった時のヒノキの大木を、 思いだしています。 ヒノキは、スギと同様、 日本でたくさん植林された木。 ヒノキというと、 神社や仏閣を連想される方も多いのでは、 ないでしょうか。 私はどちらかというと、 ヒノキ風呂を、 連想しちゃいます。 kukuna

          今日のかおりづくり※ヒノキ屑

          今日のかおりづくり※スギの葉

          今日のかおりづくりは、 神奈川県小田原市の、 スギの葉から。 スーッとさわやかなかおりが、 部屋中に広がります。 杉は、日本の固有種。 そして日本で一番多く植えられている木です。 建築材としても多く使われています。 また、ご長寿の木。 樹齢1000年を超えている杉の木は、 日本各地にあります。 屋久島の屋久杉が有名ですよね。 kukuna

          今日のかおりづくり※スギの葉

          かおりの話をしよう※かおりをつくるお仕事

          私は、 木や花や草が好きなのですが、 それらから、 かおりのしずくを、 つくりだす、 お仕事をしています。 かおりのしずくを作り出す装置で、 ポタポタとうまれてくるしずくは、 とても美しく、 時間を忘れて見入ってしまいます。 今までにさまざまな、 かおりのしずくを、 誕生させました。 kukuna

          かおりの話をしよう※かおりをつくるお仕事

          くらしとかおり

          植物と暮らす日々。 今日からのんびり、 植物のかおりについて、 書いていきます。 ちなみに私が一番推してる植物は、 クロモジ(黒文字)です。 クロモジについても、 熱く語りたいと思っています。 どうぞ宜しくお願いします。 kukuna

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