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全てを二分割する。今の世は、そのような世の中である。
良いも悪いも、全てが二つに分けられている。

今までは、そのような考え方が、必要であった。大きな器と小さな器のように対比させて、物事を存在させる必要があった。比べることで、片方の存在を認識する必要があったのである。つまり、存在を証明するために、比較が必要であった。しかし、本来は、大きな器一つで良いのである。大きな器の中に、大きな器と小さな器が、含まれているのであるから、善い人も悪い人も、その人の中に含まれているということである。

その両方の間に立っているのが、番人であるアマテラスなのである。

この世は、光の部分と闇の部分と両方が混在しているのである。光を知るためには、闇がなければならないし、闇を知るためには、光という存在が、必要なのである。そのような状態が、今の世の中である。

全ては一つにまとまる必要がある。それぞれの部位が、バラバラとなった状態から大きな器へと統合する必要があるのである。一つの器へと、まとまるためには、自分たちの内にある、光と闇を知る必要がある。内包されているそれぞれが、自らの役割を見つめ、一つの大きな器へと変容していく必要がある。

大きな器は、全てと繋がっている。なぜなら、全ては、大きな器から作り出されたのであるから。黄泉の国でさえも、その大きな器の一部なのである。黄泉がなければ、その大きな器は、大きな器ではないのである。

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