パラメータで世界観を表現しよう。

今回は『ラストハルマゲドン』のパラメータを紹介します。

  1. 体力(H.P)

  2. 魔力(M.P)

  3. 攻撃力

  4. 防御力

  5. 気力

  6. 悪運

  7. 敏しょう性

  8. ブレイン指数

独特のものが入っています。まず、システムとして面白いと思ったのは「気力」です。

気力とは、体力の減少した時にのみその効果を発揮する、いわば隠されたパワーのようなものです。例えば、体力が著しく減少し死にそうになっても、気力の数値が一定以上あれば、火事場のバカ力のように敵を倒すことができるのです。

『ラストハルマゲドン』MSX2版マニュアルより引用

ピンチがチャンスになる仕組みになっています。やられればやられるほど強くなるというのは、たしかにモンスター的です。

もうひとつの特徴は「ブレイン指数」で、モンスターの性格をあらわしています。

ブレイン指数とは、モンスターの知力を意味します。その明細は、好奇心、殺りく度、自己顕示欲、残酷度、理解力であり、以上の5種類から構成されます。
それぞれ固定した能力の数値であり、そのレベル・アップはありませんが、特定の意味を持っています。
好奇心が高いと、一定の場所でアイテムを発見できたり、理解力が高いと、意味不明のアイテムを何に使用するのかがわかるなど、主にイベント中において作用する大事な数値です。更に、殺りく度、自己顕示欲、残酷度、この3つが高いと戦闘中に有効な力を発揮します。

『ラストハルマゲドン』MSX2版マニュアルより引用

「ブレイン指数」内の5種類の明細(好奇心、殺りく度、自己顕示欲、残酷度、理解力)は0から100までの%表示です。なにかの判定で直接的に確率として使われているのかもしれません。

参考になったでしょうか。

新しい世界観を考えるときには、どのようなパラメータ・属性・特性で表現するかもあわせて考えてみてください。特徴的なものがないのであれば、その世界観は平凡なのかもしれません。

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