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北海道から海路で本州へ帰りました【復路札幌一人旅】

くくりです。
北海道へ陸路で行った件、最終夜です。前回のnoteの続きになります。
この旅のどこかで、宿泊できる客船に乗りたかった。
白羽の矢を立てたのは、苫小牧~仙台の太平洋フェリーでした。
写真多めの日記です。

このために、全国の船の出航時間をしらべましたが、一日一便も出ないお船もたくさんあって、ベストチョイスできる便は意外と多くはなかったのです。
出発19時(乗り込みは18時)~到着翌朝10時で、乗船時間は15時間とかだったのですが、フタをあけてみれば、もっと長くてもよいくらいだった。
お船移動はめちゃめちゃラクで楽しかったです。
滞在時間の内訳は、18:30夕食、20:00ピアノコンサート、21:00寝落ち(!)、4:00起床・散策・入浴、7:00朝食、9:00お土産を買う、というような内容でした。

いしかり(3代目)。頼もしくでかい。

もうすっかり暗い北海道の18時。太平洋フェリーのいしかり3代目は、2011年3月に就航。国内のフェリーで初めて展望エレベーターが設置されたそうです。太平洋フェリーは「いしかり」「きそ」「きたかみ」の三船体制で名古屋~仙台~苫小牧間を運航しています。いしかりは名古屋まで行く便だったのですが、仙台で降りるルートをとりました。もう一泊するにはスケジュールに余裕がなかったんだよな。

個室を希望してたので、勤続何十年だかの記念の旅行なので、ちょっといいお部屋にしました。オフシーズンは一人分の値段でツインのお部屋が使えるので、たいへん贅沢です。
さてここで気がついたのですが、船の上って携帯の電波が繋がらんくない?
あらー、デジタルデトックスだわ、と思いながら、一人時間を楽しもうと心を決めましたが、陸地の側を運航することが多く、意外と繫がってました。体感6~7割くらい。

レストランの雰囲気。めっちゃ細長く広い。奥の方がすいています。
バイキング方式でした。

食事は、レストランのほかに、軽食コーナーもありました。持ち込んでもよいし、お好みに合わせてお客さんが分散していた感じです。
あたたかいごはんありがてぇ。出航より前に、レストランが開店していたので、景色が動くのを見ながらゆっくり夕食をいただきました。
念のため酔い止めも飲んでたんだけど、ぐらんぐらん揺れる感じではなかったです。売店でも酔い止めのお薬を販売しているので、いたれりつくせりですわ…。

上村サラさんのピアノ演奏

20時からはピアノコンサート。船に音楽は最高の演出ですね。出航前もエントランスにピアノがあって、音楽でお迎えされました。嬉しいねぇ。
上村サラさんは仙台ご出身のピアニストで、太平洋フェリーの便でよくご演奏されているようです。アップしてよいですよーということでパチリ。パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマとか弾いてくださいました。グリーンの衣装があでやかです。

さぁ、部屋に戻って、ちょっと休憩しようか、と、時刻は21時。
ぐっすり寝落ちして、起きたら4時でした。おおおん? 4時⁉
夜景が見たかったんだけど⁉

第七デッキ(7階的なところ)が外に出れるようになっていて、そーっと扉を開けてみると、小雨がぱらついていました。夜景ではなく未明の空。
しかし、幻想的に照らすライトの雰囲気がきれいであります。

船尾。柵が結構高くて、人が簡単に落ちる感じではないではないけど、携帯電話はスルンと落下しそうです。気をつけよー。

このあたりを移動してました。仙台がだいぶ近くなった。

ロビーはこんな感じ。起きていらっしゃるお客さんもいます。早朝(より前)の人の少ない時間はなんかいいですね。

さて旅も終わりに近づいてきたので情報まとめです。

買えなかったものもあります

苫小牧港と、いしかり号の中でも売店がありました。
青森で会社用におみやげを買っていたけど、ここでも追加して、好きなものを選んでもらうバッフェスタイルにしましたよ。箱をあけまくったので、自席の机上がお祭りみたいになってました。
お船では家族用に国際信号旗のハンカチとトートバック。総舵輪型の時計がめっちゃかっこよかったんですけど、お船の売店、現金のみ可だった!そうかー!
あと、北海道コミティアでは可愛いシマエナガバックも手に入れました。

交通費(指定券と船)
新大阪~新青森 28,080円
新青森~札幌 15,950円
苫小牧~仙台 24,000円(特等室+バイキング)
仙台~新大阪 23,050円

こまかいところはのぞいてこんな感じ。何か参考になりましたら。
そういえば、旅行通のお友達に北海道行ったことを話したら「札幌でよく宿とれましたね⁉」と言われました。たしかに…観光客めっちゃ多かった…!
先日東京の宿とったときに、腰が抜けるほど高かったので、宿は宿泊を決めた時点で取る!と心に誓いました。
今回候補から外れてしまったけど、舞鶴や敦賀と小樽を結ぶ船もあるので、次回は狙ってみたいと思います。船の航路については、イカロス出版から発行の「にっぽん全国たのしい船旅」が欲しい情報ドンピシャリだったので、おすすめしておきます! 船の内部の図とかあったりして、読み物としても面白いです。

おまけ。

仙台港は、みちのくコミティア仙台でおなじみ、夢メッセみやぎが超近くでした。苫小牧や名古屋からは、みちのくコミティア参加しやすいですよ!
最寄り駅の中野栄駅までは2km程度あるので、歩くとちょっと時間がかかります。歩いちゃった。途中違う方角にいったりして50分くらいかかったよ。

この景色を知っている。

仙台はほぼ滞在時間なく、新幹線に飛び込んだので、今度またゆっくりきますね。5分で萩の月と牛タン弁当を買いました。うまし。

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