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自己紹介①プチ就職氷河期世代

就職氷河期世代を対象にした国家公務員中途採用者選考試験の受験資格保有者です。※1966(昭和41)年4月2日~1986(昭和61)年4月1日に生まれた者

1984(昭和59)年生まれ

私は1984(昭和59)年生まれです。

バブル絶頂期だった1989(平成元)年は5歳、バブルが崩壊した1991(平成3)年は6歳(※7歳の誕生日を迎える前)でした。

就職氷河期とは

1993(平成5)年からは、1人の求職者に対して求人数がどれだけあるかを示す【有効求人倍率】が1を割り込んで、就職したくてもできない時代が10年以上続きました。

この時期を「就職氷河期」と呼び、この時代に就職活動をした人たちのことを「ロストジェネレーション世代(失われた世代)」と呼びます。

※「就職氷河期」は、1994(平成6)年の新語・流行語大賞で審査員特選造語賞を受賞しています。

なお、金融不安やITバブルの崩壊で、さらに雇用環境が冷え込んだ1990年代後半~2000年頃を指して「超氷河期」と呼ぶこともあります。1999(平成11)年の有効求人倍率「0.48倍」が底値だそうです。

正社員就職先が少なく、公務員試験の倍率も大幅に上がり、意図せずフリーターや派遣社員などの非正規労働者として過ごすことになってしまった人が多く存在します。

高卒で公務員になるのが賢いと言われて育つ

私は、2000(平成12)年に、高校に進学しました。

「高卒で公務員になるのが賢い」選択だと言われて育ったので、迷わず普通科を選びました。

進学校に入学したため、周りは皆、大学進学志望でした。

周りの影響を受け、私も大学を受験し、2003(平成15)年に高校卒業・大学入学を果たしました。進学先が法学部法律学科だったため、「公務員試験にも有利」「潰しが効く」と両親も喜んで送り出してくれました。

2006(平成18)年、大学4年で就職活動

※当時は、就職情報解禁が3年生10月1日、選考解禁が4年生4月1日でした。

就職氷河期は一旦終結し、新卒者の求人倍率は上昇していた(14年ぶりに1倍を超えていた)ため、「就職先を選ばなければ就職できる」という時代でした。

私は、公務員ではなく、民間企業への就職を決めました。

2007(平成19)年入社:「デイトレーダー型」世代

2007(平成19)年に大学を卒業し、晴れて社会人の仲間入りを果たしました。

この年入社の新人に命名された「新入社員タイプ」は、「デイトレーダー型」。

「就職した会社とともに育っていこうとは考えず、常に、よい待遇、よい仕事を求めて「銘柄の乗り換え」つまり「転職」を目論む傾向がある。その意識は昨今のネット上の個人投資家に近い」と言われていました。

2008(平成20)年、リーマンショックが起きる

「デイトレーダー型」で早期退職者が多そうだと予想されていた世代ですが、実際には、退職・転職者が出る前に大きな事件が起こりました。

リーマンショックです。

私は運よく会社に残れたのですが、友人の中には「会社が倒産した」「リストラされた」「せっかく任せてもらえたプロジェクトが中止になった」などリーマンショックの影響を受けた人が相次ぎました。

後輩も内定切り(内定取り消し)に遭っていました。

一人前とはいえず、即戦力にならないので、入社して年数の浅い社員や内定者が真っ先に「トカゲのしっぽ切り」に遭ったのだと思います。「派遣切り」も大きな社会問題になりました。

日本全体が不況に逆戻りしたため、転職先もすぐには見つからないという時代でした。

1984(昭和59)年生まれは何世代と呼ばれるか?

前後の「氷河期世代」と「ゆとり世代」の印象が強烈すぎて、影の薄い世代のようです。世代が並べられている表の中で、空欄にされることも多いです。

①はざま世代

「スーパー氷河期世代」と「ゆとり世代」の間の世代。「競争で一番を目指すことを求められた世代」と「個性を尊重することを大切に育てられた世代」の「はざま」だそうです。

②プレッシャー世代

バブル経済が崩壊し、就職難で苦しんでいるスーパー氷河期世代を見てきているため、「自分の力だけではどうにもならない現実がある」「人生に苦労はつきものである」ということをしっかり理解している世代だと言われます。

「予期せぬ展開にも耐える忍耐力と、いざという時のプレッシャーを乗り越えるための底力を持っている」と期待されています。

プチ就職氷河期世代まとめ

そんなこんなで、スーパー就職氷河期の先輩方よりも少々マシなプチ就職氷河期を過ごしました。

私たちは「大企業に就職できたとしても永遠の安定はない」ことを知っている世代です。

置かれた状況の中でベストを尽くすことが大切だと感じています。

※本投稿を執筆するにあたって、下記を参考にしました。


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