【サンカヨウ】晴れた日と雨の日で全く違う姿を見せる花
朝露や雨に濡れると透明になる、白く可憐な花「サンカヨウ」。
まるでガラス細工みたい!
乾くと再び白くなるそうで、とても不思議です。
開花時期は5月~7月頃で、ただでさえ1週間ほどで散ってしまうのに、繊細なため、強い雨や風などの影響ですぐ花びらが落ちてしまうので、咲いていて濡れて透明になった姿を見ることができる人は大変幸運なようです。
(※「咲いている間に小雨が半日以上静かに降り続くとき」という条件が重なったときにしか透明な姿は見られませんので、非常にレアです)
十分に濡れると透明になる理由も、乾いたら白く戻る理由も、よく分かりませんが、神秘的で幻想的です。
親戚の人から興奮気味に写真が送られてきて知りました。
雨の日がちょっぴり楽しみになるお花ですね。
サンカヨウは標高の高い場所に自生していますが、うまく育てれば、花を咲かせることが出来るそうです。
【サンカヨウ】
メギ科サンカヨウ属
耐寒性多年草
草丈:30~70cm
管理場所:半日陰
寒さには強いですが、暑さには弱いです。
湿気があって涼しい場所を好みます。
直射日光や西日を嫌うので、朝日があたり午後は日陰になるような場所、または木漏れ日が射すような落葉樹の木陰などを選んで植えると良いそうです。
花が終わった後にできる実は食べられるそうです。