ティベリウス帝の魅力
ティベリウス帝とは・・・
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ティベリウス帝は、ローマ帝国の第2代皇帝で、紀元14年から37年まで在位しました。初代皇帝アウグストゥスの養子で、優れた軍人と政治家でしたが、後継者問題や陰謀に悩まされ、晩年はカプリ島に隠棲して恐怖政治を行いました。12
ティベリウス帝は、ゲルマニアやパルティアとの戦争を避けて、国内の安定と財政の健全化に努めました。3 しかし、彼は大衆の人気を得ることができず、元老院や貴族とも対立しました。4 また、彼は自分の甥であるゲルマニクスを後継者にしようとしましたが、ゲルマニクスは東方遠征中に病死しました。 その後、ティベリウス帝はカリグラやクラウディウスなどの親族を次々と後継者に指名しましたが、彼らとの関係は良好ではありませんでした。
ティベリウス帝は、ローマ帝国の基礎を固めた皇帝として評価される一方で、暗愚で残忍な皇帝としても批判されています。 その評価は、彼の治世に関する史料が少なく、また彼に敵対した歴史家たちによって書かれたことに影響されていると考えられます。