息子の筆圧、うれしい敗北
前回の記事の中で、息子が初めてシャーペンを使って、筆圧の強さからうまくいかず苦労していたと書いた。
息子は、不器用で力の加減が難しいので、軽く薄く書くことができない。
鉛筆だろうが、ペンだろうが、筆だろうが構わず特濃な力強い文字を書く。
シャーペン相手でも力強く書こうとするので、芯がポキポキと折れてしまったり、紙に穴が開いたりして、イライラに繋がっていく。
中学校に進学後も別に鉛筆でもいいんだけど、マス目が細かくなったり、書く分量が増えたり、書くスピードも求められるだろうから、小さい字を書きやすく芯の減りを気にしなくてよいシャーペンに慣れることができれば、手も疲れにくいし、メリットが多いだろうと思った。
そこで息子に合うシャーペンを探しに、大きな文房具屋さんへ行ってみた。
シャーペンを買うこと自体、かなり久しぶりだったので種類の多さに驚いた。
芯が少しずつ回転して文字つぶれを防止できるものや、ペン先のデザインが従来品よりスッキリしていて文字まわりの視界を邪魔しないもの、集中力を高める効果があるものなど、思わず「へぇぇぇ!企業努力すご!」と何度も心の中で感心しながら見ていった。
そんな中、息子に合いそうな商品を発見した。
ゼブラ シャープペン デルガード という商品だ。
パッケージに『もう、折れない。』と大きく書かれていて、そこからみなぎるメーカーさんの自信がすごい。
どんな角度からの強い筆圧からも芯を守り、芯詰まりを防ぐ効果もあるものらしい。
ほぉ~う。うちの息子の筆圧をなめてもらっちゃ困るよ、ゼブラさん。
負けませんよ~!と謎の対抗心も出てきて、お手並み拝見とばかりに購入。
ノート1ページ分の漢字を書くという恒例の宿題が出た日、息子に新しく買ったこのシャーペンを渡し、使わせてみた。
すらすらすら。すごい!折れない!
息子も「これ、折れない!ええやん!」とうれしそう。
結局、1ページ書いてみて、芯が折れたのは1回だけ。
この1回も芯の出し過ぎによるもので、ノーカンでいい。あっぱれだ。
少し話が逸れるが、息子は、シャーペンは「ペン」だから消せないと思っていたようで、書き間違えて「ぬあぁっ!間違えてしもうたぁぁ!!」と大声で叫び、癇癪を起こしかけたものの、私が消しゴムで消せることを教えると照れ笑い。かわいかった。
これで、中学校進学準備のひとつ「シャーペンに慣れる」があっという間にクリアになった。
あぁよかった。助かった。ゼブラさん完敗だよ。そしてありがとう。
入学前に『デルガード』を何本か買い足そう。