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クラクラップ!「初ボドゲ創作①着想」

金沢小立野ゲームのとらです。
2015年ころにボードゲームに出会い
2020年にボードゲームの創作をはじめました。
この「初ボドゲ創作シリーズ」では、
ボードゲームプレイヤーがどのような経緯で、
そしてどのような道筋でボードゲーム創作に至ったのかを、
私の創作したボードゲームに興味を持っていただいた方と
何かを新たに生み出そうとしている方へ向けて伝えたいと思っています。
①ではこのゲームが生み出される瞬間までを書きます。

2つ目のゲーム

クラクラップ!は金沢小立野ゲームとしては2つ目のゲームです。
1つ目のゲームについては別の機会として、
2つ目である理由は明確にあります。
1つ目のゲームが中量級であり、コンポーネントを含め
実際に制作するにあたって最初にトライするものではなかったからです。
そこで制作という過程を体験すべきと思い、
この2つ目のゲームを生み出すことになります。

発想の原点

私のゲーム制作のスタートは
好きなゲームへのオマージュです。
具体的には好きなゲームの核となるルールやコンポーネントから
出発するということです。
このようなスタートにする理由は2つあります。
1つは、好きなゲームには自分が欲しい要素が多く含まれているからです。これは私の目的が、自分の欲しいゲームを創ることなので必然のことです。
もう1つは、アイディアは組み合わせで生まれるからです。
新しいゲームを創るというのはアイディアを創るということです。
そしてアイディアとは既存の部分の新たな組み合わせです。
既存の部分をいくつも知ることや、
その部分の特性を知ることはアイディアにとって重要です。
好きなゲームはよく知った既存の部分の集まりです。

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クランク!

2つ目のゲームの着想に当たり、
私のオールタイムベストのゲームである「クランク!」を種としました。
システムとしては「デッキビルド」、
コンポーネントとしてはキューブとカード、
ここからアイディアを考えました。
ついでにタイトルClankをもじればClap、つまり拍手になります。
手をたたいてカードを使うデッキビルドにキューブが加わるゲーム。
というまさに種が生まれました。

テストプレイ会

前述の1つ目のゲームのモックができたタイミングで
富山の「engames」さんで行われている
「黒澤でべそさん」主催のテストプレイ会に初めて参加しました。
この後もお世話になり続けます。
このテストプレイ会の中で、
「塩さん」作の「トントンツー」という
モールス信号をモチーフにしたゲームを体験し、
五感を生かしたゲームって面白そうだなと刺激を受けました。
この五感への刺激とクラップが結び付きクラクラップの原型が
生まれそうになっていきます。

聴力と判断力

発想は単純で、
カードの拍手マークの数だけ全員一斉に手をたたく。
その数を聞き分けてカードプレイの判断をする。
このゲームの骨が決まりました。
手をたたくことから
ダンスモチーフにすることもこの段階で決まっていました。
ダンス・ダンス・デッキビルードですね。

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