虫愛その11【集団としての個】ハチ時々アリ
こんばんは、にゃんぷぅです
今日は社会性昆虫について話します。んーと、平たく言うと、ものすごい数の個体がそれぞれ役割を果たしながら集団で一つの生命体のように暮らしてるやつらの事です(あってるかな、、まあ、いいや にゃんぷぅはそういう解釈してます)
ハチとかアリとか蜂とか蟻の事です^^
もうね、こいつらの生き様がドラマチックでスリリングで超ドキドキするんだー。^^
こいつら、と言いましたが基本的にアリとハチはほぼほぼメスの集団です。女王アリは生涯に一度だけの交尾を分蜂の前にして、新境地へ旅立つ。適度に湿った土地を定めて、営巣します。最初はたった一人で「初めてのDIY」的にちょっとしたくぼみの仮住まいを作り、その間に体内の精子を使いながらXX染色体の雌を生み続けます。そうして大量の娘たちの労働力でもって巣を拡大、巨大化させて一大帝国を創るわけです。
だいたい五月の初旬から今頃まで、やけに体格のいいスズメバチが一匹であっち行ったりこっち行ったりしているのを見かけますが、あれは結婚飛行を終えた女王アリ。どこに巣を作ろうかなーと品定めをしているところです。(にゃんは過去にその様子を観察したくてスズメバチの好きに巣を作らせたことがありますが、どえらい帝国ができてしまい、消防署を呼んで撤去する羽目になったことがあります。反省。。。。)
で、その後数年間、女王はメスの子分を生み続け、帝国は栄え、ピークを迎えます。
が、しかし。ここからがドラマなんよ
だんだんと年老いてきた女王バチの体の中で、ついに精子が尽きる日がやってきました。そうすると何が起こるか
オスが生まれ始めるの。
そしてこの、オスが生まれることにより、それまで甲斐甲斐しく女王のお世話をしていたお付きの者たちにホルモンの変化が訪れます。自動でスイッチが切り替わるんだと思います。
は。。。これは。。。「オスじゃないの。」
まるで、赤子を取り上げる産婆さんが、取り上げた瞬間に顔をこわばらせて何かを悟る。みたいな戦慄が走ります。
そうしてお付きの者たちが次にとる行動は。
今まで下(卵やら排泄物やら)世話をしていた巨大な女王の腹を登ってゆき、、、、
女王の頭をはねる
んですよね。女王もそれを察してか、抵抗しないそうです
・・・すごいよね、女の世界。
百田尚樹氏の「風の中のマリア」 思い出しました
近年稀に見る、ガチでスズメバチが主人公の小説です。一匹のスズメバチの壮絶ない一生を書いてます。特に、日本ミツバチが集団でスズメバチの攻撃を阻止するところなんてマジでしびれたー。超かっこいい。よかったら読んでみてね~
この話(日本ミツバチの防衛術)は次回書きます!
では、また。おやすみなさい