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深夜の宇宙ステーション
居た堪れない感情を
どうすることもできず
街灯だけを頼りに
ぼくはただ歩くことしかできない
深い静寂 行くあてもなく
ぼくは船から放り出された
宇宙飛行士
気怠い重力に引っ張られながら
長い坂を下るサンダルの音
眠るバス通りのなかに
くっきり浮かぶコンビニは
そこだけ昼間みたいな顔をして
煙草の火 ペットボトルの冷たさ
時間はゆっくりと静止したまま
曇り夜空の隙間に星が見える
深夜の宇宙ス
雫く Riddimの残響を
途端に雫く 静けさに
世界が逆さまにぶら下がっている
世界が
剥
が
れ
落
ちる 瞬間 の
散る
chill
ーgravityー
↓
世界が 滴る
下
た
る
世界が ゆっくりと 沁みて
逝
く
土のなかに 木霊する 沈黙
痕跡と予感
その時 世界を ーmuteー して
未夢 と
magic hour
火と
人々 の
日々 焚く
釜戸 の 煙
彼の音 はぜる
canon
溶
ケテ 灯
ル テラス
逆らうよに
重力に
火 to i-u 現象
火の粉 散らして
精
神も 肉体も
生 to i-u 火
燃やして
立
つ
鳥の歌と樹の根の 間に
(陽) (碑)
火を灯す
ヒ
ト
ビ
ト
の
夕 暮れ ーmagic hourー