色温度変換フィルターを使ってみる
久しぶりにフィルムで撮影することになり、デジタル化で宝の持ち腐れとなっていた色温度変換フィルターを引っ張り出すことにしました。
タングステンフィルム(CineStill 800T)の手持ちがあるのですが、スタジオ撮影でも日中では真っ青になってしまいそうなので、事前に目安を計算してみることにしました。
フィルターによる色温度の補正効果を知るにはもともとのケルビン(K)単位では簡単には計算できませんが、ミレッド※(mrd)単位に変換すると足し算、引き算で計算できます。
計算結果
フィルム時代には一般人が色温度を知る術などなく、そんなことから計算方法を調べる発想もなかったのですが、タングステンフィルムをデーライトがわりに使ったり、その逆を行うには効果の強いW12/C12やフィルターの重ねがけが必要なようで、C2,C4,W2,W4では気休めにしかならなそうです。
※ミレッド
色温度Kの逆数に10の6乗(100万)を掛けた数字
元のK単位に戻すのもミレッドの逆数に100万をかければ良い