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天才が凡人以下になる理由

人は誰も生まれた時は天才だと思う。

しかし心無い大人によって
徐々にその芽をつまれてしまう。

思春期は特にその影響を受けやすい。

自分の個性を伸ばせる軌道に乗るのか

叩きのめされて自信を失うのか。

多くはその二択かと思っていた。

牧野富太郎などは
一生愛し続けられる恋人に出合い、
それを全うできた天才だ。

植物の見学会で、
「恋人に会うから」と
目一杯おしゃれをして出かけたらしい。

去年相談を受けた不登校の中学3年生が
夢を語っていた。
その実現のために、いろいろのことを調べ、
ある道に踏み出した彼は
やはり天才に見えた。

しかし、彼は
今その輝きが、私には感じられない。
彼はなんらかの理由で常識に縛られ、
凡人になったのだろうか?


今朝のラジオを聴いて、
私には、3択目が見つかった気がした。

一旦見失った自らの宝を

再び見つけ磨きをかける例も
あるのだなと思った。

それはラジオ深夜便の番組、
ハーブ王子という人のインタビューを聞いたら、
青春時代の一時違う道に迷い込み
飛ばず鳴かずだったらしいが、
今は、牧野富太郎のように
一生愛せる恋人を見つけたようだ。
彼は専門の科学者でもないのに
それ以上のものになろうとしているように見えた。

それは軽いノリでつけた
ハーブ王子という名前。
その名前に彼が、
責任感と使命感を見つけたことにあるようだ。

軽いノリと堅実な足運び
私がよく使うこの言葉を
ハーブ王子は実践している。

まだ16歳の彼の青年も、
私から見れば、3択目を選んだのだと、
将来感じられる人になってほしい。

結局、自分の道は自分で見つけるしかないのだ。


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