半年間のニート生活は「魂」が最終列車に飛び乗って「この星」へ降りたコトを思い出す期間だった?夜汽車だった。
僕は、水槽でゆらゆらと泳ぐメダカのように
なんとなく過ごした高校生活の延長で就職した会社を2年で辞めた。
それからの半年間は創作活動の準備体操を
無意識に実践していたのかもしれない。
エヴァンゲリオンの
綾波レイの模写
電波女と青春男の
藤和エリオと
流子さんの模写
空想の向こう側に存在するバンドのための詩
図書館で借りた小説を夜のデザートにして
空白だから暗黒だった生活を白く塗り潰した
何も始まらなくても
操る世界の開発に没頭したから
何も欲しくないし、何も哀しくなかった
20才
最終列車
飛び乗って
降り立った世界で
片道切符を
失くさないように
半年間
自分の心が喜ぶことだけを
夜汽車に
詰め込んだ
1989年の1月
母がボクのお母さんになった日
俺の誕生日
高校を出て就職した会社を2年で辞めた
2010年の3月。
真っ白なページを漆黒に染めた
2020年の6月。
しょーもない自分の思想や空想を
作文用紙100枚分くらいに吐き出したノートは
夜中に独りで唸る砂嵐のように薄気味悪くて。。。
20匹の死んだメダカの水槽みたいな激臭を放つゾンビに後ろからハグされたようで思考がバグって、裏庭に葬った。
ガチで卍で万字の怪奇小説に命を燃やした
今日までの
片道切符を
失くさないように
なくなった空白を
愛せるように
ヨーロッパの洞窟を抜けた先で
湧く泉のような声
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内なるゴールデンレトリバーのエサ代、読みたい書籍の購入、音楽などの表現活動に使わせてもらいます。