三角を使う理由
初めて三角を使ったのは
大学2年生の時でした。
風景画を描く授業で
各々、好きな風景の写真をいくつか持参し、
それらを素材にエスキースを作成。
そこから
ブラッシュアップするもよし、
画面を作るもよし、
という授業でした。
わたしは
空の写真(A4プリント)
をいくつか持っていきました。
全部使いたくて。
持ってきた空の写真を
全部使いたくて。
どの空も、ほんとにきれいな色で
わたしは空を、つくることにしました。
空の再構成のはじまりです。
三角を使う理由は複合的なんですが、
1つは、
「辻褄を合わせる」という感覚。
なるべく隙間なくやるんですが
手作業で三角を切り出してるので
なかなかうまくいかなくて。
貼り合わせて、敷き詰めていく時が、
まるで
辻褄を合わせているようだな。と。
言葉を発する時、
行動を起こす時、
伝える相手が変わる時、
言動の一致を考えます。
その、辻と褄を貼り合わせる感覚が
「三角を貼り合わせる」という行為に
リンクするというか、
昇華しているというか。
そんな感じで、
わたしの創作は
「感覚(思考)」を「行為」
に昇華していることが多いです。
三角を使う理由
もう1つは、
「日々を綴じる」という感覚。
この作品でも取り入れているんですが、
よく見ると三角が立っていて。
三角を「立てる(閉じる)」という行為は、
日々を「綴じる」という感覚を持って行っています。
三角を立てて貼り合わせる時、
三角を、閉じる=綴じる
ひとつひとつを閉じながら、
まるで、
日記を書くように
わたしは三角を綴じました。
そんな感じで、
わたしは創作するとき
「感覚」で作ってはいるけれど、
そこには「思考」が土台にあって。
思考=知
感覚=センス
と考えると、
知に基づいたセンスとなるので、
わたしは感覚でものづくりができるタイプではないということになります( ´ー`)
センスがある人には憧れます。
自分はそうじゃないんだなぁと
悲しくなるときもありますが、、
その話はまたいつか😌
さて、
実はこの「三角を綴じる」という行為。
卒業制作にも大きく関わってきていまして。
次回はわたしの、
「大学の卒業制作の作品」について
書こうかな。と思っています。
記事をアップするタイミングは不定期になりますが、読んでくださる方がいてもらえれば、嬉しいです🐵☀️
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