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一夜にして、海はニゴる③

前回のダイビングは2週間前だ。そして今日で講習が終わる。スポーツダイバー認定なのである。

この日のために、安全にもぐり、さらなる楽しみを高めるために、お客さまはダイブコンピュータと、水中カメラをゲットされていた。

楽しむ気持ちが澄んでいて、二ゴリがない。

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ニゴりがないといえば、この日の海はちとニゴっていた。

ここ和歌山県田辺の海は、ここのところずっと安定して透明度の良いブルーな海が続いていたのだが、一夜にして、ちとニゴった海になったようだ。

ニゴっているとはいえ、水中は忙しくて忙しくて。
ダイブコンピューターを見るのに必死だったし、水中写真に夢中になった。

とても楽しそうだった。ボクもじつに楽しかった。“楽しさ”は、ニゴっていることと、とくに関係ないようだった。

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海が透明度の良いブルーだろうがニゴっていようが、とくに関係ないぜ、って最も思ってるのは、おそらく海の生物たちなのでは。

生物たち。めちゃめちゃいた。海はにぎやかだった。

下の写真は、
「もう早く行ってしまいたい!」(前のダイバーさん)、「あぁちょっと待って〜」(後ろのダイバーさん)の図、のようにも見えなくもない。たぶんそうなのだろう。

あぁ、行っちゃったぁ〜。

お客さまが撮影した写真をまだ見せてもらってない。ずっとカメラのぞいてたから、相当数の写真があるはずである。今から楽しみやなぁ。

さて、これでスポーツダイバー認定である。オメデトウゴザイマス☆

お決まりの、無表情からのダブルピース。

春になったら、沖縄でもぐる、ともう決めておられる。いいなぁ。

そのうちきっと、ダイブコンピュータと水中写真のスキルはモノにしているはずである☆

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一夜にして、海はニゴる。

一夜にして変わるのは、われわれも同じである。落ち込んだり、急に楽しくなったり、悲しくなったり、やる気になってきたり、切なくなったり。でも、わくわくしてきたり。

ニゴっても楽しい、って、ダイバーと海の生物たちとの秘密のようだ。


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