今日のマナー筋トレ『スムーズな席次』
マナー筋トレとは、運動して得た筋肉が丈夫な体をつくるように、マナー(心遣い)を身に付けることで自分軸が強固なものになる、そう私は感じています。そして、マナーは特別な事をするわけではなく、日常を過ごす中での当たり前の事。そんな話をしていきます。ちなみに、画像と記事の内容は無関係です。
定期的に食事に誘ってくださるお友だちがいます。私より少しだけ年上の方ですが、長いお付き合いをさせていただいています。コロナ渦であるので、いつも車で現地(フランス料理店)集合♪。彼女のお気に入りのお店でもあり、2人のちょうど中間地点にあるので、いきつけになっています。
待ち合わせはいつもお店の駐車場です。そして、彼女の後ろについてお店に入り、お店の案内について席へ着きます。案内された席はソファ席と椅子が向かい合うテーブルで、彼女はスッと椅子に着席しました。
私は慌てて「いえいえ〇〇子さん、どうぞあちらの席へ」と言ってソファ席のほうに促しました。彼女は「あら、そう?」と遠慮気味にソファ席に座りました。私を客人扱いしてくださったのです。恐縮です。私としては、彼女に二度も立ったり座ったりさせてしまって申し訳なく思いました。
さて、このケースですが、あまりスマートではありませんね。気遣いはとても素晴らしいのですが、二度も立ったり座ったりするのはスマートとは言えません。傍から見れば「気遣いしすぎだよ」と思われるかも…。
じゃぁ、こんな時はどうすればいいのか。目上の人がお店の人の次について席まで歩きますが、テーブルの「上席」に当たり前のように無言で座るのは、ちょっと空気がよろしくないです。まず、上席に座るまえに一応相手に手招きで(こちらにどうぞという意味の)合図をすれば、当然目下の人は「いえ、こちらで(下席)」となります。
これでスムーズに席次がきまります。もちろん、これは親しい間柄の場合で、関係性をより良いものにする振る舞いです。仕事関係や顔合わせ等では、一般常識として席次は覚えておいたほうがいいですよ。