今日のマナー筋トレ『受け取りたくない一万円札』
マナー筋トレとは、運動して得た筋肉が丈夫な体をつくるように、マナー(心遣い)を身に付けることで自分軸が強固なものになる、そう私は感じています。そして、マナーは特別な事をするわけではなく、日常を過ごす中での当たり前の事。そんな話をしていきます。ちなみに、画像と記事の内容は無関係です。
ある食事会でのことです。食べることが大好きなメンバーで、ジビエを美味しくいただけるお店でランチ会を行ったときの話です。
開催前には、お店の詳細とお願い事(たとえば一括会計のため現金を用意していただくなど)をお知らせしていますので、毎回スムーズに事なきを得ています。
その時もスムーズにいったことはいきました。が、あるメンバーさんが出した一万円札が、みごとにぼろぼろ。折り線でぼろぼろというのは何とも思わないです。周り回ってくるのですから、さほど気になりません。
そうではなくて、ギリギリで繋がっているという、ひどく破れている状態のお札を出されたことに驚きました。想像するに、お財布のファスナーに引っかかったまま無理にファスナーを開けたとしか思えない破れ方でした。
会計をする今にそうなったのではありません。そんな様子は全くありませんでした。なぜなら、私の隣りに座っていたのでわかります。
お金の価値には変わりないと言えばそれまでですが、そこに「恥ずかしいな」という気持ちがあれば、その破れたお札の理由をちょっと説明しそうなものではと思いました。それが、「なにか問題でも?」と言わんばかりに普通にお札を私に渡しておつりを待っていたので、私には違和感ありありでした。
もし私なら…と考えました。食事会の前にATMに寄れれば交換しますが、そんな場所も時間もなかったとしたら、最終的には「一言添える」という気遣いをします。一言あるかないかで、その人の印象やその場の空気が全然違います。たった「一言」添えるだけで…