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第172回 芥川賞・直木賞発表!

1月15日、第172回芥川賞・直木賞の選考会が東京都内で開かれ、

芥川賞は安堂ホセさん(30)の「DTOPIA(デートピア)」(文芸秋号)と鈴木結生(ゆうい)さん(23)の「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋号)に、

直木賞は伊与原新(しん)さん(52)の「藍を継ぐ海」(新潮社)に決まりました。


DTOPIA(安堂ホセ)

【第172回芥川賞受賞作】
恋愛リアリティショー「DTOPIA」新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。
ミスユニバースを巡ってMr.LA、Mr.ロンドン等十人の男たちが争う──時代を象徴する圧倒的傑作、誕生!

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ゲーテはすべてを言った(鈴木 結生)

【第172回芥川賞受賞作】
高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!

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藍を継ぐ海(伊与原新)

【第172回直木賞受賞作】
数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に――。
徳島の海辺の小さな町で、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自分ひとりの力で育てようとする、祖父と二人暮らしの中学生の女の子。
年老いた父親のために隕石を拾った場所を偽ろうとする北海道の身重の女性。
山口の見島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。
長崎の空き家で、膨大な量の謎の岩石やガラス製品を発見した若手公務員。
都会から逃れ移住した奈良の山奥で、ニホンオオカミに「出会った」ウェブデザイナーの女性――。
人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。
『月まで三キロ』『八月の銀の雪』の著者による、きらめく全五篇。

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kuihoudai
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