「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ
「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた中学生ぐらいの自分。その自分が今ビジネスをやるようになり、不思議に思うこと。それは孫正義さんを中心になぜか、すごい経営者ほど「歴史好き」。特に戦国武将や幕末好きだったりすること。
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「???(なぜ)」。何が面白いの?と正直思っていました。なぜなら、スタートアップやクリエイターにとって重要なのは未来だから。未来を創っていく方が重要なのに、なぜ、経営者ほど歴史好きなのか? それが謎すぎました(←愚か)
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しかし、今回、戦国ベンチャーズを作るにあたり、歴史を研究したところ、自分がどれだけ浅はかな考えだったのか。これを知りました。例えば、徳川家康。
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徳川家康には『貞観政要(じょうがんせいよう)』という愛読書があったのですが、ここに書かれている内容が面白い。この『貞観政要(じょうがんせいよう)』という本は、ライフネット生命創業者出口さんなども激推ししている1冊。その中に「三鏡(さんきょう)」という話があります。
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簡単にいうと「3つの鏡を持ちなさい」ということ。その3つとは、銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡。この3つ。この3つを常に持って、自分を省みること。これが「守成の名将」と呼ばれる人物たちには必須だったのです。
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なぜ徳川家康は、織田信長のように謀反を起こされずに済んだのか?江戸を作り上げ、今の日本を作れたのか?
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その背景には、この「三鏡」という考えが(おそらく)あり、その教えを伝えてくれたのが、この『貞観政要(じょうがんせいよう)』でした。そしてこの貞観政要は、そのまた昔、北条政子も愛読した1冊で、さらにいうと、この本は、中国の太古の歴史に「圧倒的な君主」と言われた、ある男とその側近が残したものでした
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まさに歴史。ですね。さて、本日発売しました『戦国ベンチャーズ ー人事の天才・徳川家康と曹操に学ぶ、「強みの経営」とは?ー』。
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歴史嫌いだった自分だからこその「読みやすい工夫」を沢山散りばめています
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ぜひ、今週末にいかがでしょうか?
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